空色に憧れて。【そらびび】

露出 ページ38

まゆめside

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

そらびびさんが、顔を真っ青にして私の意見に頷いてくれた。

正直、言っては悪いが負ける気がしない。


(楽しみだなぁ。)

自分の性格の悪さが滲み出る。



「あ、そうだ。何か飲み物入れてきますね。」

「ありがとうございます。」

彼は楽にしていいですよ、と言うがやはり人の家は慣れない。


段々と体が暑くなってきて、着ていた上着を脱いだ。

それを綺麗にたたみ、自分の横にそっと置く。



そらびびさんが、飲み物を両手に戻ってきた。

「まゆめさーん、お茶とコーラどっちにし…」

彼はそこまで言うと、部屋の前でピタリと止まった。


そして私の顔と体をぼーっと見つめる。

「そらびびさん？あの、なんか、照れるので…。」

「あ、今のは、その、違くて…。」

彼の目は泳いでいる。


(もしかして体調でも悪いのかな？)

そう思った私は、彼に問う。

「そらびびさん、体調悪いんですか？」


「いえ、元気ですよ！ほら！！」

彼は正気を取り戻したのか失ったのか、子供のようにはしゃぐ。

(元気で良かった。でも、普段からこんな感じなのかな？)

もっと彼を知りたくなった。



「元気なら良かったです。さっきの質問の回答は、お茶でお願いします。」

「分かりました！」

急に元気になりだした彼。

なのに、手は焦っていて今にも零しそう。

次ページ→←彼の家

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す