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0.5話「いつも通りの登校?」 ページ7

まだまだ口を動かしそうにないので俺が言った。
〔この声、どっから聞こえてんのか分かんないんだよなぁ。〕

俺がそう言うとシゲルも気づいていたみたいで、
〔口が動いてないからねぇ。〕


でも、あいつはまた話し出した。
「このプリマ端末を天高くかかげれば、我、たちまち変身そう!!」

変な口調でそう言うと、あいつは変身した。
(よく、こんなのでプリマエンジェルやれてるよなぁ。)
口は動かさず、表情とポーズが少し変わった。

〔なんだその口調!!〕
俺がそう言った後に温州愛媛が、焦りながら言う。
「おい!こんな所で変身すな!!」


三原色もそれに続いて、
「くるみちゃん…ちょっと落ち着いて…。」

と言った。
(そうだ、おまえ、取り敢えず落ち着け。)


だが、あいつには2人の声は届かず、また口を動かさずに言う。
「この2人は、プリマエンジェル仲間のみかんちゃんとみずきちゃん!最高の仲間なんだぁ↑」


それに俺が言う。

〔酔っ払ってんのか、こいつ。〕


温州愛媛は諦めたらしく、
「あかん、こいつ頭打っておかしなってるやで!」

それに対して、あいつはまだ口を動かさず、言う。
「みかんちゃんは関西弁で、みずきちゃんは近眼なの!」

「近眼…。」

三原色がつぶやく。


〔要る?その説明。〕

俺は真顔で言う。


だが、あいつは止まらず、
「そして、この不思議な生き物はタスマニアデビル型天使のデビるん!」

後ろからデビるんが出てきながらこう言った。


すると、デビるんが

「くるみ、早く行かないと遅刻するデビル。」
それに対し、
〔声きったな!〕
〔声きったな!〕

すかさずイサムとシゲルがツッコむ。
デビるんは異様に声が汚い。

すると安土桃山が口を動かさず、言った。
「こういう、やつなんだぁ。」

(いつまで口動かさないんだよ!)
俺はそう思いながらツッコむ。

〔説明適当だな!!〕

安土桃山はまだまだ口を動かさずに喋る。
「最近、敵の怪人も手強くなってきて、私達全員不平不満が凄いけど」
〔不平不満が凄いんだ…。〕
シゲルがつぶやく。


そんな事を言っているとデビるんが、
「くるみ、もういいから学校行くデビル」
と疲れきったような声で言う。
すると、安土桃山達は学校へ歩き出した。

(デビるん大変だなぁ。)
俺たちはそんな事を思い浮かべながら3人で、あいつらの後を追う。

いつも通りだなぁ。









このセリフを聞くまでは。

作者の呟き部屋→←0.4話「いつも通りの登校」


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やゆり(プロフ) - 苗木さん» 観覧、コメントありがとうございます!確かにみかんちゃんはウチでしたね、指摘ありがとうございます!訂正しておきますm(*_ _)m そろそろまた更新する予定なので今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月11日 23時) (レス) id: 71fe60554b (このIDを非表示/違反報告)
苗木 - とても面白かったです! 続きは気長に待ってます(*´・ω-)b。 一ヶ所だけ気になったのですが、みかんの一人称は確か「ウチ」だった気がします。間違ってたらすみません(-人-;) (2019年10月5日 21時) (レス) id: 08dcfb47a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やゆり | 作成日時:2019年8月20日 16時

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