17話「紫倉さんの恋愛事情」 ページ36
話の中で、シゲルがある質問した。
シゲル「紫倉さんって…彼氏とか居るの?」
A「…え?!」
それは恋愛事情だった。
転校初日で何度か恋愛の質問をされているAだが、運良く全て回避していた。
キヨシ・イサム「「俺も気になる。」」
キヨシとイサムもシゲルの質問に便乗する。
A「わ、私!?えーと、その…。」
イサム「勿体ぶらなくていいぜ!誰にも言わねーし!!」
Aはイサムの一言で雰囲気的に言うしかないと覚悟した。
A「い、言うよ?」
A「私、彼氏とか居ないの。」
この言葉で、三人は口をポカーンとし、
キヨシ・シゲル・イサム「嘘ーーーっ??!!」
大声で叫ぶ。
A「嘘でもなんでもない、ありのままの事実だよ…。」
Aはこの世の終わりのような顔をしてアハハと苦笑いする。
シゲル「聞いてごめん。」
キヨシ・イサム「俺らもごめん!!」
A「いいよ、いいよ。」
A(こんな事よく聞かれてたし、別に今頃気にする事でもないや。)
Aは恋愛話にはある意味慣れている。
これは前の学校の時──────────
──────────
知人A『私ね、好きな人が居るの!』
A『へー。』
知人A『この人は運動も勉強も出来てね!』
A『うん。』
この時のAの気持ちは…
A(普通、好きな人じゃなくて恋人のこと自慢しないの?)
Aは恋愛経験はないが、知識が豊富だった。
いや、周りの知識が少な過ぎなだけだったかもしれない。
知人A『Aちゃんは絶対誰かと付き合ってるでしょ〜?これだけルックスいいんだし!』
A『付き合ってないよ。』
知人A『え……うっそだぁ〜。』
A『いや本当。』
知人A『じゃ…じゃあ元カレとかは居るでしょ??』
どこまでもAの情報を欲しがる知人A。
彼女は少し、腹黒かったかもしれない。
A『居ないよ。』
知人A『好きな人…も…?』
A『うん。』
知人A『そっ…か。聞いちゃってごめんね…。』
A『いいよ、気にしないで。』
──────────はい、これで会話終了。
こんな話は日常茶判事だった。
乙女の子と話すとただ一方的な話を聞くだけになる。
A(もう皆付き合っているのかな…?)
皆が皆。という訳ではなかったが、Aはそれが当たり前だと思っていた。
A(付き合う…かぁ。私には程遠い世界。)
近いようで遠い。。。
A(そもそも、好きな人ってなんだろう…?)
18話「屋上解放の中学校」→←16話「傍観者の仲間入り」(※キャラ崩壊注意)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
棘杖(とげづえ)
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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やゆり(プロフ) - 苗木さん» 観覧、コメントありがとうございます!確かにみかんちゃんはウチでしたね、指摘ありがとうございます!訂正しておきますm(*_ _)m そろそろまた更新する予定なので今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月11日 23時) (レス) id: 71fe60554b (このIDを非表示/違反報告)
苗木 - とても面白かったです! 続きは気長に待ってます(*´・ω-)b。 一ヶ所だけ気になったのですが、みかんの一人称は確か「ウチ」だった気がします。間違ってたらすみません(-人-;) (2019年10月5日 21時) (レス) id: 08dcfb47a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やゆり | 作成日時:2019年8月20日 16時