5話「男子トイレでの3人衆」 ページ20
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あれからは特に何事も無く一限目は終わった。イサムとシゲルはそれぞれ自分の椅子に座っていた。
イサム〔ふぅー。終わった、終わった。…にしても、シゲル、ずるいぞ。〕
シゲル〔え、何が?〕
イサム〔ふざけるんじゃねぇ!!紫倉さんと会話したことに決まってるだろ!?手まで触りやがってこの野郎…!!〕
イサムはシゲルに対してこれまでない以上に怒っていた。
しかし、シゲルはいつも通りの冷静キャラを装い、堂々としている。
そんな中、キヨシが2人に話しかけた。
キヨシ〔喧嘩中に悪ぃけど、トイレに来てくれ。2人に話したい事がある。〕
そのキヨシの表情はいつも以上に真剣だった。
イサム〔え、急に真面目になって何??結構重要な話?〕
キヨシ〔…まあ、重要と言えばそうかもしれないな。〕
シゲル〔分かった、さっさとイサム落ち着かせたら行く。先行ってて。〕
キヨシ〔ああ。〕
シゲルはキヨシがトイレに向かったのを確認すると、イサムに一撃を加えた。
イサム〔ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!〕
シゲルは少しスッキリした表情で、イサムは痛さのあまりプルプルと震えながらトイレに向かった──────────。
男子トイレでは、キヨシが何やら考え事をしながら待っていた。
キヨシ〔…。〕
イサム〔おーい、キヨシー!来たぞー!〕
さっきまで痛みと戦っていたイサムはもう、ケロッと元気になっていた。
シゲル〔話って何?まさか
キヨシ〔そうだよ
イサム〔
キヨシの伝えたい事をシゲルは理解したようだが、イサムにはさっぱり分からなかった。
キヨシ〔…イサムは違和感を感じなかったか?〕
キヨシ〔紫倉さんがシゲルの横に来た時、安土桃山たちが俺らが近くに居るっていうのに話していたことを。しかも、俺らの自己紹介を無視せずにしっかり待ってから話していたんだ。〕
イサム〔…!! た、確かに!〕
どうやら、キヨシの説明でイサムも気づいたようだ。
他人から見れば別に重要な話ではないが、
あの5人の事を誰よりも知っていると言っても過言ではないこの3人からすれば重要な話だった。
そして、キヨシが衝撃的な事を言った。
キヨシ〔2人も想像がつくかもしれないが、俺はこの原因を──────────────────────────────紫倉さんと考えている。〕
6話「紫倉さんはプリマエンジェル?」→←4話「何故か気になる隣の子」
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やゆり(プロフ) - 苗木さん» 観覧、コメントありがとうございます!確かにみかんちゃんはウチでしたね、指摘ありがとうございます!訂正しておきますm(*_ _)m そろそろまた更新する予定なので今後ともよろしくお願いします!! (2019年10月11日 23時) (レス) id: 71fe60554b (このIDを非表示/違反報告)
苗木 - とても面白かったです! 続きは気長に待ってます(*´・ω-)b。 一ヶ所だけ気になったのですが、みかんの一人称は確か「ウチ」だった気がします。間違ってたらすみません(-人-;) (2019年10月5日 21時) (レス) id: 08dcfb47a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やゆり | 作成日時:2019年8月20日 16時