能力持ちの少女は任務として青葉城西男子バレーボール部に入ったらしい

19話でっす☆ ページ22

〜in屋上〜

((ガチャ…

あれ、まだ来てないみたい…


あ「また、なんかされるのかなぁ…(ボソッ」


((ガチャ


「あ、もう来てたんだ〜
「「「つまんないのー」」」」

あ「えっと…私、なんで呼び出されたのかな？」


「は？あんたわかってないの？」

「あんたさー、私達の及川くんに近づき過ぎなのよ。後から来たくせにさ！」

「ちょっと顔が良くて、たまたま隣の席になって、及川くんが優しいからって、
「「「調子乗り過ぎなのよ！」」」」


あ「え？なんか…ゴメン……」



そんなことぐらいで？
それに、調子に乗ってなんかないのに…



「ゴメンって…うざいなぁ」

「しかもなんかってなによ！」

「あぁーむかつく！ふざけてんじゃないわよ！！」(ボカッ


あ「ゔっ…」



…ったぁ 殴られたよ……
意外に力強いなー


「もうちょっとぐらい痛がったら？！
あーもう！みんなやっちゃって！！」


"ボカッガスッドガッドスッ"

あ「ぅぐっ⁈…がはぁっ」


最後入った…痛いなぁ


((ガチャッバン！！


……え？


あ「な、なんで…ここにいるの……？
「「「「及川くん…！」」」」」


及「君達さぁ…Aちゃんになにやってんの？」



そう言って、私の前に庇うように立つ及川くん
なんか…怒ってる？



「こっこれは違うの！及川くん！！」
「私達、及川くんの為にやってるんだよ…！」
「そう！そうなの！！」
「この子が及川くんにベタベタしてるから！」


及「俺はそんなこと頼んでないよ？」


「っ！？」
「……お、及川くんはなんでその子を庇うのよ！」
「そ、そうよ！そんな子、ほっとけばいいじゃない！」


及「…気になる子だからかな。

あのさ、今まで俺が気になった子はみんな
不登校とか自主退学してるんだけどさ…

それって君達がこうやって蹴ったり殴ったりしてるからだよね…？」


「「「「…………」」」」



そう…だったんだ……



「あーもう知らない！！」
「覚えておきなさいよ！鹿野A！」


((バタバタ ガチャッ バタン！


あービックリした…

私は安心したのか、力が抜けて座り込んでしまった。


及「あっちょ！Aちゃん大丈夫？！」


あ「うん、大丈夫だよ…(ニコッ」


及「そっそれなら良かった…
あ！怪我してない？！」


あ「うん、大丈夫！…それよりさ、

気になる子って…嘘吐いてまで庇ってくれてありがとね？」


及「え？……嘘じゃ…ないよ。」


え……？

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