センパイとコウハイって【青】 (ページ3)

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深澤「三好ちゃーーーん！｣

「あ、深澤くん！｣

　

結構、先輩と距離感が縮まるのではなく深澤くんと仲良くなり始めて学校で見かけた時はよく声をかけてくれるようになった。

　

そんな中、

　

深澤「ねえ、三好ちゃん。ちょっと翔太起こしてきてくんない？俺今から体育祭の打ち合わせ行かなくちゃいけなちんだよね〜。｣

「え、先輩かえったんじゃないんですか？｣

深澤「いや、6限目から居ねえし多分屋上で寝てるんだと思う。あー、それと俺今日から実行委員で忙しいから三好ちゃん翔太のこと毎日起こしてやって！｣

「な、なんで私が……｣

　

たまたま帰ろうとしてた時、

深澤くんに会って少し話してたらいきなり先輩起こしてきてなんて言うから、

　

「でも、先輩とそこまで仲良くないから無理です。｣

深澤「あーあー、翔太今日バイトなのに遅刻しちゃうよ？いいの？｣

「 ……私関係無いんですけど… ｣

深澤「まあまあ、そんな冷たいこと言わずに、さ。ほらいったいった！｣

　

　

深澤くんに背中ぽんっと押されればもうそれは行けと圧を掛けられて居るようなもんで。

仕方ない、今日だけ。今日だけ起こしたらもうしない。

　

なんて、この時は軽率な考えで屋上に向かっていた。

　

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「 ……ていうか、屋上って鍵空いてんの？｣

　

そんな疑問を抱きながらも深澤くんに言われた通り4階の更に上、屋上に向かって足を進める。

すると屋上の扉が軽く開いていて、

　

「先輩寝てるから、空いてるんだ。｣

　

そう思いドアノブに手を掛けた瞬間、
　

〝しょーた、っ……ん、もっとっ……〟

　

……え？今のって、

そう思い少し空いてるドアから外を見ようと足を進めると、

　

＿＿＿＿＿カランッ…
　

「 ……っ！？｣

『 ……っ、しょ、翔太またね…っ、』

渡辺「おい、ちょっと待てって… ｣

　

いつの間にか足元に落ちてた空き缶に当たってしまい屋上に居た2人には気が付かれてしまった。

そして渡辺先輩とキスし合っていた先輩も恥ずかしそうに出て行っちゃったし、って。

　

「ご、ごめんなさい……！｣

渡辺「タイミング悪すぎ。｣
　

　

不機嫌そうにはあ、だなんてため息付くからとんでもない邪魔しちゃったなと思い私もその場から立ち去ろうとした。