100話 ページ50
私達は買い物を終わらせて部屋へ戻る。
そこで買ってきたお酒を開けて飲む。
志季「・・・・」
A「・・・・甘いわね」
志季も同じような感想を持ったらしい。
志季「酔うにも酔えん。値段の割にって文句を言っても仕方ないか」
A「そうだね」
それでも私達は最後まで飲んだ。
酔いたかったから。
志季「そろそろ帰るか・・・・あいつらに会ったらどんな顔をしたらいいのかわからん」
A「タクシー呼ぼうか?」
志季「頼む」
連絡を取って暫く待つ。
その間私達は何も語らない。
ただお互いに手を取り合うだけであった。
お互いに気付いているその感情を言葉にしない。
A「そろそろ来たんじゃない?」
志季「あぁ。そうだな。じゃあ行くよ」
私はそれを見送ろうと玄関まで追いかけると志季がいきなり振り向いて私を抱きしめた。
A「どうしたの?志季。あんな弱い酒で酔った?」
志季「かもしれないな。どうも、俺はお前に甘えてしまうらしい」
その言葉に戸惑っていた私の両腕は志季を抱きしめていた。
A「ねぇ志季、私も、私もなんだよ。どうしても志季に甘えたくなる。志季が居るからなんとかなるって思ってしまう」
おたがい腕を緩めてどちらともなく距離を取る。
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太陽と月(プロフ) - いいなぁ〜最後にまさかの!しきの口調が可愛いのとかっこいいのが混ざってるのがほんとリアルで最高です! (2019年9月3日 19時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2017年9月25日 22時