【ツキプロ】本気で全力の＿＿２【ＳＱ】 (ページ38)

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88話ページ38

病院で診察を終えて少し買い物してから部屋に戻ると人の靴がある。

鍵は・・・・

かけた。

なんで？

そう思いながら部屋に上がると三人の姿が見えた。

皐月「あ、お邪魔しています！」

雪「ん」

もう一人はソファーで寝ているので蹴り落とす。

志季「おい！客に向かって失礼だな！」

A「あら？お客様ってそんな図々しく人の部屋のソファーで寝るのかしら？」

志季の寝ていたところに座る。

志季「人が心配したというのに大した態度だな」

A「多少しんどくてもあんたの間抜けな寝顔見れば通常運転だよ」

と多少言い合いしていると目の前の二人に笑われた。

皐月「お二人は仲がいいですね」

そうでもない気がする。

雪「大体篁さんとか元とは言え国民的アイドルに蹴りいれられるのはAぐらいでしょ」

志季「そーだそーだ」

その言葉を無視して立ち上がってお茶を淹れる。

A「世良君も奥井君も村瀬君も飲んで行ってね。隼人、長門はこっち。お仕事のお話だからね。」

はーい。とそれぞれがいつも通りの位置に着いた。

長門「待て待て！一日安静のあの字もねぇよ！」

世良「あ・・・いつも通り過ぎて思わず飲み込まれたよ・・・・」

隼人「Aは寝て！」

と、私の部屋まで押されそうになった。

A「コラコラ。押すな。お茶入ってるから危ないよ」

すぐに押す力は弱まったからソファーに座ってティーカップに淹れて配っていく。

雪「昨日倒れたんだって？」

A「疲労だって。一日安静」

雪「ふーん。で、この間の衣装の件なんだけど」

とデザインがを見せられた。

雪「・・・ほんのり甘いね」

A「でしょ。クコの実のお茶なんだけどリラックスの効果もあるんだって。皐月君少し緊張気味だったから淹れてみたよ。」

皐月「あ、ありがとうございます！」

A「大した事じゃないから気にしないで。で、衣装なんだけどこの部分ってもう少しシンプルにできないかな。できれば今回は隼人と長門のイメージをひっくり返したいんだよね」

雪「意見してくるのってあんたぐらいだよ。なるほど、あの曲ってそういう意味だったんだ。わかった。一から書き直すよ。」

A「ん。ありがとう」