71話 ページ21
長門「・・・なんでお前は他人の俺達にそんなに献身的なんだ?」
警戒心が見えてきた。
A「社長が養父だっていうのは言ったね。で、私は実は有名な音楽家の娘なの。まぁつまりお嬢様ってやつね。で、とあるピアノの発表会で自分勝手に弾いて養護施設に渡されて、で、その施設潰れて、里親が決まってなかったから別の施設に飛ばされて。」
紙を取り出して図を書いていく。
A「んで、一回里親に拾われたんだけどまぁいろいろあって、路上て途方に暮れていると社長に拾われましたってやつだね。まぁ、居場所がなくなった怖さは君達ほどではないけどよくわかるんだよね。あと、人を信じる怖さとかそういうのもよくわかる。だから少しでもそれが緩和できたらなって思うんだよね。」
二人とも目を伏せた。
A「そんなに重たく受け止めなくても良いよ。むしろ前向きに受け止めるの。今の君達は昔の君たちがあってこそだって。」
ね。と笑う。
長門「ピアノ、失敗するなよ。」
A「どうだろうね。こう見えて繊細だから人目が怖くて弾けないとか」
『それはない』
とその場の全員に言われた。
里津花「神経が丸太レベルで太いAなら大丈夫だよ」
A「丸太レベル・・・・・それはヤバくない?」
志季「大丈夫だろ。お前はやると言ったらやる。それぐらいストイックなのを何度も見せられたからな。何だったら良い酒と待ってやろう。」
A「さて、ちょっと練習してきまーす!」
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太陽と月(プロフ) - いいなぁ〜最後にまさかの!しきの口調が可愛いのとかっこいいのが混ざってるのがほんとリアルで最高です! (2019年9月3日 19時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2017年9月25日 22時