【スタマイ】実は今猫を飼っていて (ページ43)

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「時間ができ次第行こうかと。とはいえ暫くはそんな時間、くれなさそうですけど」

と背後の様子を見て肩を竦める。

タマ「それもそうですけど私達の仕事は体が大事ですからねぇ」

「あっはは・・・・返す言葉も見つかりませんよっと。立ち話をしすぎると怒られてしまう。これで失敬させてもらいますね」

タマ「そうですか。あ。」

「どうしました？」

タマは笑顔で手を差し伸ばした。

タマ「今後とも、よろしくお願いします」

男は少しタマの手を見てその手をしっかりと握る。

「えぇ。こちらこそ、よろしくお願いします」

そして男は立ち去る。

タマは再び車のボンネットに腰を掛けた。

中野「んー・・・尻尾見せなかったね」

タマ「だけどお互いに敵だと認識はした」

東二「だね。まぁまだ手は出さないよってタマちゃん言ってくれたから良かったよ」

泉「でも、証拠が・・・データはかなり大事だし・・・・」

タマ「いんだよ。どうせ国が潰す予定だった証拠なんだから」

携帯灰皿に煙草を押し付けてもう一本吸おうとすると中野に止められた。

中野「吸いすぎだ。大して得意じゃないくせに」

タマ「ハァ・・・・・」

と煙草をしまう。

タマ「疲れた。帰る」

東二「お疲れ。一番の功労者はさっさと帰って疲れを取りなさいな」

タマは何も言わず立ち去った。