【スタマイ】実は今猫を飼っていて (ページ34)

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数日たったある日、タマが出勤してきた。

怪我をしていたため、あちこちガーゼや包帯などが見える。

東二「Aちゃーーー！！」

と東二が飛びついてくるが何も言わずにそれを交わした。

中野「久しぶり。どうだった？」

タマ「・・・・どうだったって？」

中野「あれ？てっきり精神科医のお兄さんと仲良くなったかと思った」

タマ「馬鹿じゃねーの？私、あーいう全部見えてるよーって奴嫌いなんだよね。大して見えてねぇくせに」

中野「・・・・・」

中野が驚いた顔でタマを見た。

タマ「・・・なんだよ」

中野「いや、随分と復活が早いかなって」

タマは少し考える素振りをして黙っていた。

タマ「あー・・・せんせーのおかげかもねぇ。うまい具合に人を苛つかせてくれた」

タマは少し奥に進んで大谷の肩を叩く。

タマ「おにーさん。私があげたもの、じょーずに使えたかなぁ？」

大谷「はいはい」

と大谷から書類を受け取って確認する。

タマ「おりこーさんだね」