【スタマイ】実は今猫を飼っていて (ページ31)

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情報を共有していると扉が開く。

関「関係者以外立ち入り禁止のはずですが」

男たちは関の言葉を無視して入って行く。

公安は立ち上がってタマを庇うように立つ。

「そこをどけ」

東二「それは国からの命令かい？」

「ッ・・・！ならいい！ここからでも構わない。多摩興A！貴様は今日から査問を行う」

タマ「・・・・」

中野「どういうことですか」

「疑わしきは罰せよ。普段からコソコソとして国に守られているが本当は手を汚しているんじゃないのか？」

東二「そういう課だからね」

「なら、洗いざらい全てを話してもらおう。直接動いている人間がな」

と舐めまわすようにタマを見た。

タマ「・・・・・」

「そんなに嫌か？」

タマ「喜んで査問にかけられる方がいるのでしたらぜひとも拝見したいものですね」

「なら」

と男は回り道をしてタマに近づいてタマの顎を持ち上げた。

「今夜・・・・」

タマ「悪いけど、そういう誘いには絶対乗らないようにしているの。貴方達って犯罪者よりも嘘吐きでしょ？」

とタマが口に弧を描くと男はそのままタマを突き飛ばして扉の方へ行く。

「徹底的にいたぶってやる。３０分後に始める。予定時刻より遅れてみろ。逮捕してやる」

タマ「タマぁこわぁい」

「ふん！」

と思い切り音を立てて出て行った。

直治「猫を被っている余裕があるなら大丈夫か」

タマ「全然余裕よ」

とタマは立ち上がる。

タマは不敵な笑みを浮かべて男達が出て行った扉から出て行った。

直治「あいつ何を企んで」

東二「仕方ないか・・・・用事があるからはずすよ。中野。後は頼んだ」

東二も出て行く。

中野「はいはいっと。乾。お前だな」

乾は名前を呼ばれて肩を震わせた。

乾「ふ、ふん。自分勝手に行動するから・・・」

中野「お前は自分の行動を後悔したらいい。俺達も。何もできないことに後悔するから」