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主任たちが立ち去ると男はタマのシャツをめくりあげた。
すぐに肘打ちで打ちのめされたが。
タマ「お前そんなだからモテないんだよ」
「え?!だって、鉄パイプだよ?怪我してるなら見ておかないと。俺の研究ざいりょ・・・・同僚に万が一の事があったら大変だ」
タマ「暫く触らないでくれ。本気で」
「いや、それは困るよ。薬効体質のサンプルはいくらでも欲しい」
由井「ん。今聞き捨てならない言葉が聞こえたな。薬効体質だと?」
タマは片手で頭を押さえる。
面倒なことになったと言いたげに。
「あぁ。そうだが?」
由井「奇遇だな。こっちにも薬効体質が居るんだ。それが周りの人間が全くサンプル提供の協力をしないどころか邪魔をしてくる始末だ」
「それはないけど本人の抵抗が凄いな。髪の毛一本も触らせてくれない」
由井「君の名は?」
中野「中野宏昌だ」
と握手をかわした。
中野「さぁ。タマちゃん。手当しよーか。お題は皮膚ちょっとでいいよ。細胞でも」
タマが何かを言おうとした。
中野「用事はないって確認済みだから逃がさないよ?それに基本定住しないもんねぇ?」
タマ「はぁ・・・・」
とため息吐いたタマは中野の横を通りすぎて大谷の肩を叩く。
タマ「帰るよ」
大谷「!・・・それって俺の台詞じゃない?」
タマ「そんなの知らないんですけど」
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名無し - 面白いストーリーでした。次のお話も待ってます。 (2019年4月8日 15時) (レス) id: da9fdee598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2019年4月4日 23時