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タマは大谷の手帳を見て予定を把握していく。
タマ「げっ。ギリギリじゃん・・・・いや、一か所に留まらないためには仕方ないか・・・・」
などと言いながらページをめくっていく。
そして見終わったのかため息を吐いて膝の男を見る。
タマ「おい起きろ。次の予定があるでしょ」
大谷「ん・・・・あれ・・?」
タマ「おはよ。今日は女の子と予定あるの?」
大谷「・・・・あるって言ったら君は止めるのかい?」
タマ「お互いに束縛しないのがルールだからね。止めないよ」
大谷「ある」
タマ「そ。次の予定時間ヤバいから車に行くよ。ちなみに今から私は角田渚だから。よろしく社長」
大谷は少し驚いた顔をしてから立ち上がる。
タマ「縛られているようで嫌かもしれないけど女性と予定があるなら言って頂戴」
タマが振り返らずに言うと後ろから大谷が抱きしめた。
大谷「ごめん。嘘。妬いてほしかっただけ」
タマ「あぁそうかい」
声色はとても優しいものだった。
だけど前に居た泉だけは見えていた。
とても寂しそうな笑みを浮かべているところを。
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名無し - 面白いストーリーでした。次のお話も待ってます。 (2019年4月8日 15時) (レス) id: da9fdee598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2019年4月4日 23時