検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:14,121 hit

33戦目 ページ33

作戦が終わると各部隊で負傷者などの集計を行っていく。

夏目、星崎、Aの三人は次々に来る報告をうけて手早く集計していく。

暫く経てば終わって下の者は帰って行く。

そして上の者やそれに近しい人間だけが残る。

A「・・・・これで終わりだな。夏目。これをメンタルケアに。星崎はこれを救護室に持って行ってくれ」

夏目「両方とも行ってくるから」

そういって夏目は強引にAから二つの書類を受け取って走っていく。

星崎「有明ちゃん。少し休んだら?」

A「悪いがそれはできない。結構キツイのをもらってね。何かしていないとそっちに思考が行って気が狂ってしまいそうだ」

Aは頭を抱えこんで乱暴に髪を握った。

机には涙が落ちていた。

星崎は困ったなと頭を掻いた。

何か思い浮かんだのかAに笑いかける。

星崎「今から、怖い目に合うけどいい?最悪俺の事は殺してくれて構わないから」

Aが答えるよりも先に星崎は笑みを消してAの首を絞め始めた。

A「ぐっ・・・あ・・・・」

Aは必死に星崎の手をはがそうとするが一向に緩む気配がしない。

暫く経てばAの目が恐怖の色に染まり涙が流れていく。

周りは声を上げて止めようとするが疾風がそれを阻止する。

そのうちAの腕はブランと落ちて星崎に寄り掛かるように倒れた。

近藤「あんた何してんですか!!」

星崎「気を失っただけだから大丈夫だよ。思考が働いたって体が動かなきゃ意味がない。普通に寝かせたって気を狂わせるだろうし眠剤じゃ意味がない。なら俺という悪夢を見て眠ればいい」

近藤「何もそこまでしなくたって」

星崎「有明ちゃん・・・・Aが壊れないためならなんだってするよ。少なくともAに治療されている最中にAに殺意を沸かしていた野郎を落とす程度の事はする」

34戦目→←32戦目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

脱ニート 改(プロフ) - 続きを...どうか続きを! (2020年1月16日 23時) (レス) id: 7c3587721d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://  
作成日時:2017年8月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。