11戦目 ページ11
せっかく和泉さんが止めてくれたのに・・・・
また壊れそうだ。
腰の剣に触れる。
また前みたいに迷惑をかけるわけにもいかない。
しばらくは置いていこう。
腰から剣を抜きクローゼットにしまい込む。
現在進行形で補給艦艦長歴を更新し続けているがそろそろ潮時なのかもしれない。
そんなことを考えているとメンタルケア室から呼び出しを食らった。
またか。
走って向かうとやはりもめごとだ。
しかもよりにもよって昨日の奴だ。
A「何か御用で」
「昨日の・・・!おい・・・!なんでお前の部下でここが貸し切ってるんだ!こっちだって怠いから見てもらおうと来たのにこれじゃ無理じゃねぇか!」
A「でしたら私が見ますのでどうぞこちらへ。りんちゃん」
「艦長!今日こそ休息すると・・・!」
A「あぁ。終わったら休むよ」
りんちゃんがその男に触れると体の不調をすべて取り除いた。
A「・・・・それでは。あまり補給艦達を責めないでやってください。昨日の話の続きになりますが彼女たちはある意味命を削って貴方達を癒していることを忘れないでいただきたい。」
顔色を悟られないように帽子を深く被る。
「艦長。昨日のメンタルケアで回復した船員と順番待ちの船員を症状ごとにまとめてあります。」
と紙の束を渡されたので受け取ろうとしたが船員がそれを手放した瞬間に紙の束がばらまかれた。
A「・・・!!すまない。手が・・・・滑った。」
すぐに拾い上げようとするがうまくいかない。
結局周りの力を借りてようやく紙の束は私の腕の中に収めることができた。
A「・・・・すまない・・・・本当に・・・・・また何かあったら呼んでくれ・・・」
自分の部屋に戻り書類を置いておく。
こんなのなくたって把握してある。
昨日のうちに何度か顔を出したのだから。
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脱ニート 改(プロフ) - 続きを...どうか続きを! (2020年1月16日 23時) (レス) id: 7c3587721d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2017年8月19日 23時