2戦目 ページ2
今日で何徹目だろうか。
心が荒んでくる。
最初は真っ白だったこの軍服も今では赤く染まっていた。
助けを呼ぶ声に対応しきれない自分。
「Aさん!この方の出血量が・・・!」
「Aさん!こちらの心獣の容態が急変を・・・!」
「た、助けてくれ!まだ死にたくない・・・・!!」
「何のための補給艦だよ!さっさとしろ!!」
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疲れた・・・
そんな言葉も出てこない。
ただ、自分の無力さを恨み、赤くなった軍服からまた白の軍服へと着替える。
「Aさん。食事の時間です。食堂へ」
A「・・・今行く」
食堂へ行き、決められた席で決められたメニューを食べる。
「Aさん。第四艦隊の方で適合者同士のトラブルで・・・」
A「・・・今行く。りんちゃん。」
りんちゃんは鹿の姿で出てきた。
りんちゃんはこう見えても麒麟だ。
第一艦隊の玄武同様、今まで誰も適合者がいなかったそうだ。
まして、回復系統の心獣がそれまで誰もいなかったのだ。
いつものように食事を中断されてそのまま第四艦隊まで行く。
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脱ニート 改(プロフ) - 続きを...どうか続きを! (2020年1月16日 23時) (レス) id: 7c3587721d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hakuoukiyayoi http://
作成日時:2017年8月19日 23時