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二話 尾崎 南side ページ2

―同胞、天月学園高等部生徒会・義勇軍の皆様へ

恐れていた通り、日本政府は新たにイスラエル・パレスチナ自治区に能力者を送り出しました。
あそこは常に空爆が起き、砲弾が飛び交う激戦地帯。
生きて帰るのは、ほぼ不可能に近いでしょう。
最も、政府が彼らを生かして帰すとは、到底思えませんが。
三年前に高尾山の森に住んでいた(ただす)の王が政府によって殺されて以降、政府の力は止まることを知りません。

現在、政府を仕切っているのは、内閣総理大臣・足立(あだち)輝希(てるき)
彼は、全ての能力者の弾圧を目論んでいます。
私達の地区にいる能力者も、いつ摘発されるか分からず、怯えながら暮らしています。

内情を知れば知る程、恐ろしいと言わざるを得ません。
なぜなら、足立は理解しているのです。
能力者こそ、全てを逆転する力のある者だと。

あなた達の協力者

*********************

朝の6時。
尾崎(おざき)(みなみ)は、自室のベランダから朝日が昇る景色を見ながら、先日伝書鳩で送られてきた手紙を見ていた。
今更伝書鳩か、と思う読者諸兄も多いだろうが、鳩の体内にある方位磁石を侮ってはならない。

生徒会長の木更津(きさらづ)徹也(てつや)が下克上を決意したあの日、義勇軍の元に、協力者を名乗る者の手紙が伝書鳩で届いた。
そこには、事細かに外の情報が記されていた。
未だに実態は掴めていないが、義勇軍の存在がバレていないということは、手紙の主はその名の通り協力者なのかもしれない。
こうして、彼らは手紙を受け取ることに決めた。
そして、手紙は定期的に届いている。

「未だに戦況は不利な状態。
動くべき時ではない、か…」

南は丁寧に手紙を畳むと、部屋に戻ってベランダに続く扉を閉めた。

「これは時間が掛かるな、木更津。
最悪、今は奴らが襲ってきたら返り討ちにする、程度に考えておくか…」

そんなことをブツブツ言いながら、南は制服に着替え始める。
義勇軍である前に忘れてはいけないのは、彼女達は生徒であるということだ。
必殺仕事人みたく、表と裏の顔を持つ。
それが鉄則だ。

三話 木更津 徹也side→←一話 綾瀬 雪菜side



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(プロフ) - 美坂るぅさん» 了解です。小説件申し訳ありません (2017年6月10日 8時) (レス) id: e9b4757ba5 (このIDを非表示/違反報告)
美坂るぅ(プロフ) - 突然ですが、この企画を脱退させていただくことにします。理由としては、自分のキャラの無断使用とキャラ崩壊がつらいからです。申し訳ないのですが、鬼童の出番は消して、適当に書き直してください。もう限界です。 (2017年4月24日 20時) (レス) id: a41f8e5530 (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@腐った奴はぶっ潰す(プロフ) - 終わりました!! (2017年4月24日 17時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
yoishi@腐った奴はぶっ潰す(プロフ) - 更新します!! (2017年4月24日 16時) (レス) id: f918b81d30 (このIDを非表示/違反報告)
柊沢花月(プロフ) - 完了しましたー (2017年4月23日 20時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他2人 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2017年4月21日 18時

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