噫無情20 ページ20
来てから随分時間が経った頃、漸くぞろぞろとクラスメイト達がやって来た。
彼等が口々に言うには、外のマスコミが凄かったとか。学校に入るに入れなかったと。
其れを聞いたAはふと一つのことを思い付いた。マスコミが押しかけ、オールマイトの情報をえようと躍起になっている。躍起になったメディア共はひっついて離れず、騒ぎ続ける。
あたかも陽動ではないか。
もし自分が
無論、隙をつく。
侵入には、透過の個性やワープ、瞬間移動の個性さえあれば事欠かない。あるいは谷崎のような幻覚の異能さえあればいい。
己自身で辿り着いた推論に寒気を感じた。此れが現実になるとは夢にも思わないまま。
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昼。八百万の誘いを受け、食堂で昼食を食べることにした。
突如、警報音が鳴り響く。
今までにない事態に一年生はおろか、上級生すら狼狽える。忽ち、食堂内はパニックに陥った。
その警報音は雄英高校に侵入した何者かが居るということ。思わず、朝方考えた推論に思いを巡らせた。
その侵入した何者かがマスコミであれば、この事態は尚更憂慮すべきなのだから。
Aは異能で糸を出し、飛び上がって壁に張り付き、ついでに八百万を引き上げた。
「百、大丈夫？」
「え、ええ。ですがこの様な事をなさるなら、もう少し早く行ってくださりませんかね……」
「善処するわ」
「直す気はありませんのね、わかりましたわ」
溜息をつく八百万を横目に見つつ、ぐるりと周囲を見渡した。見れば、飯田くんが声かけをしている。そのうち沈静化するだろう。
「百、私はこの後抜ける。先生に宜しく伝えておいてくれないかな。
今から私は、雄英生徒じゃなくて探偵社員になる」
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更新、大変遅くなり申し訳ありません。
別作品でも申し上げておりますが、現在作者の精神が安定せず、実生活にも影響を及ぼしております。
そのため、以前にも増して更新が不定期となりますが、どの作品も完結させたいと思っているため、書く事をやめるつもりはありません。
どうかご理解のほど、宜しくお願い致します。
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にゃんこ - 続き楽しみにしてます！ (2020年12月7日 17時) (
レス) id: 8ee5d457df (このIDを非表示/違反報告)
アストライア(プロフ) - 待ってました(^^) 後、前から言おうと思ってたのですが....福沢社長の漢字がところどころ間違われています。 (2020年2月13日 1時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2018年10月31日 18時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり - 気になったのですが1割ってだいぶ異能力持ってますよね？10人に一人は持ってる……多くないですか？ (2018年1月31日 16時) (レス) id: bfcb2a7bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 頑張って下さい！ (2017年4月22日 0時) (レス) id: 4006643cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 x他1人 | 作成日時：2016年7月28日 1時
