弐拾弐 ページ40
蒼海 side
新選組は、《誠の武士》を謳って誠の旗を掲げる。
曰く、それは武士としての在り方だそうで。
そういうおめでたいことは、誰だって言える。
殺したら面白くないな、って思う。
だって、誠の武士が何か、どんな末路を辿るのか、わからなくなるから。
じゃあ、逆に殺されたら?
勿論、そんなことは有り得ない。
万に一つ、百歩譲って僕が殺されたら、それこそつまらない。
負けるからって逃げるのは違う、と土方は言う。
確かに、敵前逃亡は何より惨めで愚かな行為。
でも、いざとなった時には皆逃げ出して、自己の保身を図る。
それだって、人間の愚かさだ。
自分で決めたことすら守れないなんて、そんな愚かさ。
___なら、この目で見てみたい。
人間は愚かだ。
でも、自分たちはそうではないという。
そんな新選組を、見てみたくなった。
今ここで土方を例えば浚えば。
そうすれば、新選組の真価を問える。
仲間がたった一人消えたところで、一体誰が探しに来るのか。
たかが一人だ。
どれだけ強くとも、一人。
どうしても、それが知りたくて...
『僕を捕まえてごらん』
奪い合いだ。
互いの事を、互いに奪い合う。
『その想いの強さを、僕が量ってあげる』
仲間を想い、信念を貫く誠の武士とやらを、僕が試してあげるよ。
*********
難しいですね!
柚子雨です。
なんだかテストの出来があまり良くないのですよ。
本日も頑張ってきます。
今日は午後の更新も頑張ります。
忘れていなければ、またsideを変えるつもりです。
という報告でした。
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作者名:柚子雨 | 作成日時:2018年6月17日 10時