漆 ページ11
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すみません!
前回の最後の台詞、原作を見ないで書いてしまって...間違っていたので修正しました!
名乗りはわざと省いています。
本当に申し訳ありません......
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「会津中将御預り、新選組...
詮議の為、宿内を改める! 手向かいすれば、容赦なく斬り捨てる!」
凛と響くこの声は...新選組局長の近藤だ。
「何事だ!?」
「この場所が何故わかったのだ!」
ふふ、皆騒いでる。
階下では、別の浪士達の戦闘が始まったみたいだ。
何人かはもう死んだなぁ...長州の人。
ふわり、と、室内だから脱いでた羽織を肩にかける。
丁度その時、階段のすぐ下で声がした。
「お先にっ」
「あ! きったねぇ!」
これは...沖田総司、藤堂平助、かな。
...当然、階段のすぐ上にいた僕を見つける。
「...何、君。長州の関係者?」
『ふふ。さぁね?』
ま、少なくとも僕には戦う理由がない。
だからさ、通ってもらっても構わないんだ。
「どっちなのかはっきりして欲しいんだけど。斬られたくなかったら、そこ、退きなよ」
...まぁ、そう簡単にはいかないよね。
『いいよ、通ってもらって』
「......」
胡散臭そうに僕のことを見た彼だけど、僕の後ろに...逃げようとしてる浪士を見つけたみたい。
「...ちっ」
小さく舌打ちをして、僕の横を駆けていく。
『行ってらっしゃーい...なんて』
からかうみたいに小さく手を振ってると、今度は藤堂平助が上ってきた。
「あれ...男の子? どうしてこんな所にいるんだよ? 刀、持ってるけど...」
『......僕は二十歳過ぎてるよ』
「えぇっ!? う、嘘だろっ!?」
『本当。それより、お仲間さんは追いかけなくていいの?』
「あ、やべっ」
必要以上に驚いてた彼は、僕の横を通り抜ける時に、思い出したように言う。
「ごめんな? あと、分かってるだろうけど、早く逃げた方がいいぜ!」
『ふふ...うん、気遣いありがと』
なんだ、ちょろい。
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柚子雨です。
ようやく新選組がちゃんと出せました!
まずは総司と平助ですね。平助ごめんなさい。
次回は他の三人も出したいな、と思いつつ。
にしても全然進まない...千鶴ちゃんは次回ですね。
それにBL要素がない!
階段ですれ違っただけですよ!
...精進します。
ラッキーキャラクター
藤堂平助
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作者名:柚子雨 | 作成日時:2018年6月17日 10時