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💙side
車内に響き渡ったアラーム音に顔を上げると、
普段なら規則正しく波打っているはずの心電図が、平坦な線を描いていた。
「涼太！」
救「VF！ショック２００でチャージ！」
絶対に聞きたくないと思っていた言葉が、救急隊員の口から次々放たれる。
ガッ、ガッ、ガッ、ガッ
目の前で心マされる涼太の姿は、いつになく痛々しかった。
救「チャージできました！」
救「離れて！」
涼太の体が電気ショックによって跳ね上がる。
救「戻りません!!もう一度チャージします!」
救急隊員のその言葉を聞いた瞬間、
俺の体は勝手に動いて、涼太の胸を押し込んでいた。
救「渡辺さん！」
救急隊員が何か言ったが、俺の耳には入らなかった。
「涼太!ふざけんな！逝くんじゃねぇ!!戻ってこい!!!」
気づいたら俺は叫んでた。
救「チャージできました！離れて!」
その言葉で俺は無理やり涼太から引きはがされる。
ガンッ
音とともに涼太の体が再び跳ねる。
救「っ、戻りました!」
その言葉で俺は崩れ落ちる。
「っ、よかった……」
救「お分かりかとは思いますが、まだまだ予断を許さない状況です」
救急隊員の言うことは最もだった。
今戻ったとしても、病院につくまでの間にまた心停止しないとも限らない。
病院でまた心停止を起こすかもしれない。
そんなことはとうのとっくにわかりきっていた。
自分の担当した子どもたちが何人も、そうやってお空に昇って行ったのだから。
それでも、俺は安心した。
今ここに涼太が生きていることが、俺はうれしかった。
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八雲(プロフ) - 本人です。諸事情により、こちらのアカウントでの投稿ができなくなってしまいました。代わりのアカウントを作って投稿しております。そちらも読んでくださるという方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。 (4月3日 23時) (
レス) id: 86624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (3月5日 10時) (レス) @page33 id: 704f0c8ab3 (このIDを非表示/違反報告)
月名八雲(プロフ) - ひーさん» リクエストありがとうございます！看病は8人全員でよろしいでしょうか？現在書きやすいものから順に書いておりますので、お気長にお待ちください! (1月3日 21時) (レス) id: f10c286129 (このIDを非表示/違反報告)
ひー - ふっかでメンバーと会議中にてんかん発作で意識が無くなるとかでお願い出来ますか？ (1月3日 18時) (レス) id: 529a9ddabb (このIDを非表示/違反報告)
月名八雲(プロフ) - 不鬱さん» ありがとうございます‼‼‼自分的にあまりしっくりくるものが書けないのですが、そう言っていただけると嬉しいです‼‼‼これからも、作者作品共々よろしくお願いします！ (12月31日 1時) (レス) @page27 id: 37d1559728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月名八雲 | 作成日時：2023年11月5日 1時
