My Teenage Queen (ページ8)

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０８Ｄonghae回想　ページ8

結論から言うと、焼肉はとても楽しかった。

ジフンもAも話上手だからすごく盛り上がったし、もっとAのことを知りたい。

純粋にそう思ったのだ。

でも、その思いを塞ぐような話を俺は耳にした。

帰り道にジフンから聞いたAの好きな人のこと。

「あいつ同じクラスのミンジュンのことが好きらしいよ。ミンジュンが昔Aのこと好きだっただろ？Aも同じ時に好きだったらしくて。なんかお互いそのことを最近知ったらしいんだけ
ど、ミンジュン今彼女いるし、結局はAの片思いだ。ってクラスで噂になってた。」

「そうなんだ…」

ミンジュンはモテる。顔もいいし、人懐っこくて面白くて、なによりAと大の仲良しだ。

たしかにA、最近ミンジュンの話よくしてたな。

謎が解けた…そんな気持ちだった。

Aの好きなひとはミンジュンだ。俺はなぜか確信した。

焼肉以来、俺とAはあまり会話を交わさなくなった。

Aは前よりミンジュンと話すようになったし、俺は練習生として以前よりも忙しい日々を送っていたし、事務所が新しいグループを作る話も出てきていたから多少の焦りも感じていて恋なんかしている場合ではなかったのだ。

今が頑張り時。そう思っていた。

いや、そう思い込んでいた。というほうが正しいのかもしれない。

叶わない恋をしている自分を消し去りたかったのだ。