My Teenage Queen (ページ12)

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１２Ｄonghae回想ページ12

高校三年生の冬、Aは日本に留学しに行った。

何も知らなかったし、誰もが驚いた。

彼女とは最後まで喋らずじまいで、あの告白から1年が経とうとしていた。

Aの友達に話を聞くと、日本の高校に編入して試験勉強をした後、日本の大学に入る。その後は日本で仕事をしたい。最低でも10年は帰らないつもりだ。

そう告げられたらしい。

友達も突然のことだったから驚いたそうだ。

ただ、こうも言っていたという。

夢に向かって頑張ってる人を見た。それを見て、私も正面から夢に向かってみたいと思った。

高校を卒業してすぐ、俺はSuper Juniorとしてデビューした。

あれから10年が経とうとしている。

今でも忘れられない。

この10年間、もちろん恋愛はしたしそれなりに女性とも付き合ってきた。

でも時々考えてしまうんだ。

君と付き合ってたら、どんなことをして笑いあったんだろう。

君と付き合ってたら、どこに出かけてたんだろう。

どんなことで喧嘩して、どんなことで涙して、どんなことで幸せを感じてたんだろう。

あの時の俺は愛の意味を知らなかった。

本当の愛がどんなものか。

簡単に終わらせてしまったんだ。

探す努力だってできたはずなのに、日本なんて何度も行ったし、機会だって作れたはずだ。

俺は行動しなかった。できなかったんだ。

臆病だから。変わっていく君を見るのが、だれかのものになってるかもしれない現実を突きつけられるのが、ただ怖かったんだ。