My Teenage Queen (ページ11)

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１１Ｄonghae回想ページ11

しばらくして、俺たちは高校三年生になった。

クラスが離れてしまった俺たちは、いよいよ話す機会を失ってしまったのだ。

偶然すれ違った時に流れる気まずい空気。

お互い自分から話しかけたり、連絡したりすることができず、ただ溝が深まっていっただけだった。

そんな中、デビューの話がいよいよ実現しそうになってきたのだ。

毎日練習。練習。また練習。

友達が受験勉強で忙しい間、俺も練習で忙しくしていた。

ある日、クラスの友達がこんな話をしていた。

「隣のクラスのAって子さ、すごい可愛いよな。」

「あいつ最近めちゃめちゃ可愛くなったよな。」

「俺も思った！いきなりだよな。2年の時はそうでもなかったのに。」

「この前2組のやつが告白したらしいぜ。他に好きな人がいるって振られたらしい。」

「好きな人！？まじか～惜しいな。」

A•••？

モテるんだな。

確かにこの前すれ違った時、可愛くなったなって感じたよ。

好きな人•••もう俺じゃなかったりするのかな。

自分から曖昧な答えを出したくせに考え込んでいる。

そんな自分がアホらしかった。

それからもAの噂は絶えなかった。

何組の人が告白しただの、そんな話は数えきれず、君はすっかり学年1のマドンナになっていた。

たまに俺のクラスに来る時、眩しい笑顔を浮かべた君をみて曖昧な答えを出した自分を憎んだし後悔もした。

ただ、そんな後悔すらも遅すぎたんだ。