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prologue ページ1
*
とある小屋で叫び声が響いた。
痛い、嫌だ、助けてくれ、この悪魔が。
男は叫んだ、こんなので死にたくないと。
女は少しうるさいですよと、
髪を引っ張り床に叩きつけた。
何回も、何回も何回も。
『…あれ？死んでしまったんですか？
困りましたね、なんて思ってない事を口にして。
彼女は昔から異常だった。
3歳の頃に生きている猫を見て、
このふわふわな毛で包まれている猫の中身は、
どうなっているのだろうか、
見たい、見たい。
そして自身が犯罪に手を染めたのが中学1の時。
好きな人の体を解体した。
彼女は今でもその興奮を忘れられない。
けれど今は興奮が足りない、刺激が足りない。
スリルが足りない。
そんな時に小屋の扉が開いた。
警察か、それとも山に来た登山者か。
『これは酷いな、しかも犯人が女なんてな。
見たことも無い、いや、人でも無い何か。
『お前は今刺激を欲している、そうだろ？
だが良い話があると男は言った。
契約しろ、お前の望むスリルと刺激をくれてやると。
『…その話、のりました。
女はただ、笑った。
*
【A】
本作の主人公と思って下されば十分です。
趣味は解体、相手に嘘つく事です。
犯罪に手を染めたのは中学1年の時。
容姿などはご自由にお決めください。
*
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