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にじゅうきゅう。 ページ30
29.瑞希side
なんで、どうして
そんな言葉しか出てこなかったし
あんな笑顔が自分以外に向いてることが許せなかった
学校が終わったら聞こう、そう思って
敢えていつもなら何かLINEで送ったりするのに
何もしないで授業を受けてたけど
全然頭には入ってこなくて
朝のことが頭の中で爆発しそうで
自分で自分が分からなくなるぐらいだった
気付けば昼になってたから
取り敢えず話をするために
1年の教室に行った
あ、いた
Aちゃんは友達？だと思うけど
女の子とお弁当食べてたから
「えっと、Aちゃん呼んでもらっていいかな？」
窓際の子に声を掛けて呼んでもらった
どうやって話すかな……
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作者名：佐々羅 夜々 | 作成日時：2018年2月14日 18時
