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第八十四話 初任務 ページ9

氷妃side


我の初任務は、濃紺村という所に出没した数十体の鬼を倒すことらしい


数十体いるということは、少しは楽しめそうじゃな


しかし、その任務に先に向かった隊士達が帰ってきていないから、生きていた場合、救出しなければならない


救出は別に苦ではないんじゃが、守りながらとなると、気を使うから嫌じゃのう


だからといって、死んでて欲しいとは一寸も思わぬが(苦笑)


人の子を護るのも、我の仕事の一環じゃからの









濃紺村に着くと、鉄みたいな生臭い匂いが辺りに充満していた


広がっている血痕も、まだ比較的新しい


早くてもこうなったのは三十分前くらいじゃろうな………


この血の量は、大量の人が死んでいる可能性があるな………


気を引き締めていくとするか………


「………あら!なかなか美味しそうな獲物が来たじゃない!」


「肉付きが丁度良いわ!それに、女ね!」


「あなたは、私が美味しく食べてあげる!感謝しなさい!」


これは………来る姿を間違えたか……?


男の方の姿の方が良かったかのう………?


いや、でも、女の方の姿だったからこそ、この鬼をおびき寄せれたのかもしれぬし………


まぁ、今更悔やんでいても仕方がない


とりあえず、こいつを殺すことに専念せねばの……


氷妃「………この血痕の者等を殺したのは、お主か?」


「……え?ああ、そうよ!男の隊士も混ざってたけど、私を殺そうとしたから、殺してあげたの!」


「………男は不味いから食べないけど、女の隊士は食べようかしら?」


「結構好みの子もいたのよね!楽しみだわ!」


氷妃「…………愚図じゃのう…………我は人にも鬼にも同情はしないが、流石に慈悲心が傷む」


氷妃「…………なんの罪もない人の子を一方的に殺めるのは、誉められたことではないからのう………」


氷妃「…………お主には、天罰が必要なようじゃ……」


「………あら!私に説教をするつもりなの?何様のつもりかしら?私に説教をするほど、偉いの?」


「……あんたはこれから私に喰われるのよ!そんな奴が説教を垂れるんじゃないわ!」


氷妃「………五月蝿い。お主が我のことを喰えるものか………そこまで落ちぶれてはおらぬ………」




氷妃「 氷の呼吸 弐の型 氷柱(つらら)



どうか、来世は神の加護があらんことを───

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設定タグ:鬼滅の刃 , 転生 , チート   
作品ジャンル:アニメ
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omoti - お疲れ様です。うわー つづきがきになるぅ  続きをいつまでもまちますよ! (2023年4月3日 9時) (レス) @page13 id: 4691afd79a (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - ♀さん» ありがとうございます!!頑張ります! (2020年2月24日 20時) (レス) id: 8dce38d90e (このIDを非表示/違反報告)
- すごい好みですうぅぅう!受験&更新頑張って下さい! (2020年2月24日 14時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
Y H(プロフ) - はい、よろしくお願いします。受験、桜が咲くことを祈っています。 (2020年1月12日 20時) (レス) id: 322ac2a6d8 (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - Y Hさん» いえいえ!私がほんとに最低なことをしてしまったので………。優しいですね、ありがとうございます┏( _ _ )┓よろしければ、これからもよろしくお願いします! (2020年1月12日 20時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊りあ | 作成日時:2020年1月3日 17時

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