記憶に残りたい【鬼滅の刃】

あと五日5 ページ16

あなたside



『霧の呼吸 参の型 霧雨』





この技で天候を雨に変える





変えるとはいっても私たち周辺だけだ






この雨には鬼に効く猛毒が混ざっている





私には、人には効かない毒





これで、時透くんの援助にもなる






コイツを苦しめることも出来る







まさに一石二鳥だ






『霧の呼吸 伍の型 靄』



『霧の呼吸 捌の型 氷霧』





一気に二つの型を使う





下弦の零といえど、下弦は下弦だ





その場でうずくまり、苦しみだした





櫂「 グアァァァァァァァ！！」






そんな一遇の機会を逃す筈もなく、私は櫂に近付いて頚を切り落とした






………終わった、、、






と、思った、刹那






途轍もない痛みが私を襲う







『な、ん、、で………』







櫂「…………残念だったな。俺の血鬼術はなぁ！一回頚を斬られた瞬間に発動するんだ！！」






櫂「……斬った奴の一番不安なことを増幅させるんだよ！！」






櫂「…………お前は病気みたいだな！死にたくないって心が叫んでるからすぐわかる！」







櫂「…………お前は今日死ぬ！俺の血鬼術に殺されるんだよ！！」







さっきとは打って変わったような口調で話す櫂








『…………死んだとしても、私はお前を斬る』








『霧の呼吸 終の型 霧』









鬼の頚は呆気なく斬れる








櫂が気づくよりも前に








櫂「…………斬られたッのか！？こんな小娘にッ！？」









『…………さようなら』









櫂の体が灰に変わる









と、同時に、私の体もその場に倒れ込む









ああ、本当に、今日、死ぬみたいだ────

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