僕ら幼馴染の関係1 ページ23
by緑谷 出久
Aちゃんは、雪歩さんのダークマター弁当を
食べてショートした。
流石に慌てて皆で口直しに色々と上げていた。
轟「緑谷・・・少し・・・いいか?」
緑谷「え?う、うん。」
轟君に呼ばれて、少し食堂から離れた
人気のない所まで来た。
轟「悪ぃな、少し気になってな。」
緑谷「な、何?」
轟「【個性婚】知ってるよな?」
緑谷「!・・・。」
轟「“超常”が起きてから
第二〜第三世代間で問題になったヤツ。
自身の“個性”をより強化して継がせる為だけに
配偶者を選び・・・結婚を強いる。
倫理観の欠落した前時代的発想。
当時は、実績と金がある男だ。
親父は母の親族を丸め込み
母の“個性”を手に入れた。」
いつもAちゃんの隣で笑っていた
轟君が、こんなに重いモノを
背負っていたとは、思えなかった。
轟「俺をオールマイト以上のヒーローに育て
上げる事で自身の欲求を、満たそうとしていた。
そん時の記憶の中の母はいつも泣いていた。
俺も、兄弟も、母も・・・壊れて行っていた。」
あまりにも違う世界の話で、正直ビビった。
目指す場所は、同じでも、こうも違うのかって。
コミックだったら、主人公だ。
それ程の背景。
それに対して僕が言える事なんて・・・。
轟「だけど・・・そんな壊れた家族を
Aが直してくれた、救ってくれた。」
緑谷「‼」
轟「お前もAの事・・・好きなんだろ?
・・・俺も・・・Aが、好きだ。
それに、Aを傷つけねー、守るって
この傷に、Aに、約束したんだ。
宣戦布告を含めて、お前には、勝つぞ。」
轟君は、さっきの話を聞いて申し訳ないけど。
お世辞抜きで、轟君の個性は、とても強い。
今じゃ、元が付くけど無個性の僕には
どんな事情があっても、憧れる強さと力だ。
それでも
緑谷「僕は・・・ずうっと助けられて来た。
さっきだって、そうだ。
・・・僕は、誰かに助けられて此処に居る。
オールマイト・・・彼のようになりたい。
その為には、1番になるくらい強くなきゃいけない。
君に比べたら、些細な動機かもしれない。
でも僕だって負けらんない。
僕を助けてくれた人達に、応える為にも!
僕をヒーローにしてくれた、Aちゃんに
応える為に、守る為に・・・さっき受けた宣戦布告
改めて、僕からも・・・僕も君に勝つ!」
356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エレン - ………面白い…… (2019年1月11日 23時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
倖穂 - 七つの大罪使ってくれたあぁぁぁ(≧∀≦)やったぁぁあ!!大好き。まじで。 (2018年12月28日 18時) (レス) id: fd160223ee (このIDを非表示/違反報告)
アニメズ(プロフ) - すみません、ありがとうございます! (2018年12月7日 8時) (レス) id: e67fd1eecb (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりフラン(プロフ) - 物間くんの"間"が"真"になってますよ (2018年12月6日 22時) (レス) id: 37cecb84fa (このIDを非表示/違反報告)
アニメズ(プロフ) - ありがとうございます (2018年11月23日 14時) (レス) id: e67fd1eecb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アニメズ | 作者ホームページ:みんなの心が私達のホムペだ!!
作成日時:2018年10月7日 19時