第37話 ページ38
郷田「…って訳だ」
ヒロ「そんなことがあったんですね…」
郷田が説明している間、一同はそれを聞いていたが、Aと仙道はタロットカードでゲームをしていた。
A「次、仙道の番」
仙道「…くそ、手詰まりだな」
郷田「お前ら何やってんだよ！？」
バンッ！と郷田が勢い良く机を叩き、机に置いてあったタロットカードがばらばらと地面に落ちる。
それを見て、Aは「あーあ」と呟いて、仙道と落ちたカードを拾い始めた。
A「ゲームの途中だったのにー」
郷田「いや俺が重要な説明してる時にゲームとかすんなよ！」
呆れたような表情で、Aと仙道は郷田を見る。
仙道「お前はいちいち大袈裟なんだよ。店で会って、バトルして、負けた。それだけだろ」
郷田「お前は悔しくないのかよ！？コイツの必殺ファンクションの所為で、ハカイオー絶斗とナイトメアのメンテがどれだけ大変だった事か！」
LBXバトルでLBXが割れたり傷付く事はあっても、溶けるなんて中々ない。
郷田と仙道はキタジマで手伝って貰って、三日三晩、メンテに費やしたのだ。
仙道「悔しくない訳ないだろ。だがな、今此処で油売っても仕方ないんだよ」
仙道の言葉に、Aは頷く。
A「そうそう。何にしろ明日のアルテミスはさ、『強い人が残る』ってだけでしょ？」
そう言うとAは、拾ったタロットカードから一枚カードを抜き出して、ぴっと差し出した。
A「pentacles、『金貨』の7番。明日は長い努力が報われる日。そして、強い人間が勝つ」
Aはカードを郷田の胸元____丁度心臓の位置に突き当てると、それをそっと郷田の手に握らせる。
仙道「おい！人の台詞取るなよ！」
A「いいじゃん。タロット占いやってみたかったんだもん」
そう言ってAはくすくすと笑うと、拾ったカードを仙道に渡した。
そのやり取りを見ていた一同は、終始呆然としていたが、はっとすると、ジェシカはAの手を取る。
ジェシカ「話も終わったし、A。郷田と仙道のCCMに暗殺者探知プログラムをインストールしてあげて」
郷田の回想に4話も使った所為で、すっかり忘れられていた本題が、やっと戻ってきた。
A「うん！任せて」
そう言ってAは、ジェシカの使っていたタブレットを受け取ると、操作を始める。
その数十秒後に、郷田と仙道のCCMにプログラムがインストールされたのだった。
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みー - 2話目で読むのを諦めたんご(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww (2021年8月4日 14時) (
レス) id: 15862b0694 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー - 頑張ってくださいー (2017年4月3日 17時) (レス) id: ca4399799d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はい！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 個人的に禁書もダンボール戦機も好きなので俺得作品です！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2016年6月19日 18時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヒロってけっこうぬけてる？かな？でもそこが面白くて好きです^^*更新頑張って！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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