第35話 ページ36
仙道「何やってんだよ！…くそっ…！」
体制を持ち直したナイトメアは、再度ナイトメアズソウルをメルトに振り下ろす。
だがメルトはウエポンを小太刀に切り替えると、ナイトメアの懐に入り込み、足を深々と刺した。
右足が悲鳴を上げ、ナイトメアはその場に倒れこむ。
膝をついたハカイオー、倒れたナイトメアの間に立つメルトは、再度ウエポンをビームに切り替えた。
A「必殺ファンクション！」
『アタックファンクション メルトダウン』
機械音声にあわせてメルトが地面にビームを突き刺すと、そこから深い罅が割れ広がり、やがて光に包まれる。
暫くするとメルトを中心とした円が広がり、円内の地面が熱を帯び始めた。
郷田「くっ、今の隙に…！」
ハカイオーが絶・破岩刃を振り上げ、メルトに突き立てる。
しかしメルトに当たる前に、突如出現したバリアの様な壁が現れ、絶・破岩刃は半分程融かされてしまった。
郷田「なに…！？」
A「技の途中に攻撃なんて、無粋だよ？」
郷田が戸惑っている間に、熱を帯びた地面はやがて、鉄板のように熱くなり、遂には溜め込んだ熱に耐え切れなくなって、一気に熱を放出する。
放出された熱は、ナイトメアとハカイオーをあっという間に溶け崩していった。
そして青白い光と共に、ナイトメアとハカイオーがブレイクオーバーする。
A「ありがとうございました」
バトル相手に敬意を払うつもりなのか、そう言ってAは微笑んだ。
郷田と仙道は、呆然としている。
だが内心確信した。
____Aは文字通り戦いで遊んでいた、相手の戦術を見抜いて、それをからかうかの様に走り回って。
____何より、あれは本気じゃない。
停止している郷田と仙道を、Aは暫く首を傾げながら見つめていたが、ナイトメアとハカイオーの部品とメルトを箱から回収して、2人の背を押して店外に出ようと試みる。
A「店員さん、お仕事頑張ってくださいね！」
とびきりの笑顔で先程の店員にそう言い残して、A(とAに押された2人)は店外に出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みー - 2話目で読むのを諦めたんご(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww (2021年8月4日 14時) (
レス) id: 15862b0694 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー - 頑張ってくださいー (2017年4月3日 17時) (レス) id: ca4399799d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はい！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 個人的に禁書もダンボール戦機も好きなので俺得作品です！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2016年6月19日 18時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヒロってけっこうぬけてる？かな？でもそこが面白くて好きです^^*更新頑張って！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
