第31話 ページ32
アルテミスの会場、アロハロア島に着き、一同が列になってダックシャトルから降りると、コブラが早速指示を出した。
コブラ「明日に備えて、今日は自由行動だ」
そう告げて早々に立ち去るコブラの後ろ姿を眺めながら、Aは唸り声を上げる。
A「え、また自由行動…？」
ラン「何の為に来たんだか…」
自由行動が苦手なAはがっくりと肩を落とし、ランは呆れたようにため息を吐いた。
すると何処からともなく、声が聞こえる。
郷田「よう！待ってたぜ！バン！」
その声に、一同はばっと振り返った。
そこには仙道と郷田が、2人並んで立っている。
バン「郷田！仙道！」
バンが嬉しそうに2人に駆け寄る中、Aはギクッ、と肩を揺らした。
A「げっ…郷田…仙道…」
ヒロ「Aさん？どうかしました？」
Aはバツが悪そうな表情を浮かべて、すぐにヒロの後ろに隠れる。
それに気付かないバンは、笑顔で2人に話しかけた。
バン「どうして此処に？」
郷田「決まってんだろ！アルテミスに出る為さ！」
快活に笑ってそう告げた郷田をよそに、仙道はやれやれと言った様子で口を開く。
仙道「俺は一人で出るつもりだったんだが…こいつがどうしても一緒に出たいと言い出してな」
郷田「あぁ！？組みたいって言い出したのはそっちだろうが！」
言い合いを始めた2人に、バンの笑顔が苦笑いに切り替わった。
仙道「なんだと！？」
バン(この二人、相変わらずだなぁ…)
ユウヤ「二人ともやめてください！」
喧嘩を繰り広げる郷田と仙道の間に、ユウヤが割って入る。
郷田「誰だ手前ェ！？って…」
「「灰原ユウヤ！？」」
郷田と仙道の声が被った。
郷田「去年から随分変わったな！」
仙道「へぇ、あの灰原ユウヤが、ねぇ…」
笑みを浮かべて物珍しそうに、二人はユウヤを見つめる。
その二人の反応に、少しユウヤは戸惑っている様子だ。
ユウヤ「あの、あんまりじろじろ見ないでください…」
照れるユウヤを庇うようにして、バンが更にその間に割り込む。
バン「まぁまぁ。郷田、仙道、ちょっと話があるんだ」
そう言ったバンに、郷田と仙道は首を傾げた。
郷田「話？」
バン「ああ、アルテミスに関する事なんだけど…」
…
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みー - 2話目で読むのを諦めたんご(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww (2021年8月4日 14時) (
レス) id: 15862b0694 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー - 頑張ってくださいー (2017年4月3日 17時) (レス) id: ca4399799d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はい！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 個人的に禁書もダンボール戦機も好きなので俺得作品です！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2016年6月19日 18時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヒロってけっこうぬけてる？かな？でもそこが面白くて好きです^^*更新頑張って！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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