第21話 ※捏造注意 ページ22
A「アルテミス？」
ごくん、と喉を鳴らして朝食のパンを飲み込むと、Aはバン達に言われた事を復唱した。
バン「ああ。実はそこで、ディテクターが大統領の暗殺を企んでいるみたいで…」
ヒロ「阻止する為にもアルテミスに参加して、会場にいる暗殺者を止めなきゃいけないんです！」
2人がそう語るのを聞きながら、Aはぱちくりと瞬きをする。
そして感慨深げに目を伏せた。
A「アルテミスか…久しぶりだなぁ」
ユウヤ「前に参加した事が有るの？」
ユウヤが聞くと、Aはこくりと頷く。
A「2年前のアルテミスに出たんだけど…優勝は出来なかったな」
バン「あっ！！もしかして！」
Aの言葉に、バンは声を上げた。
バン「明日葉Aって何処かで聞いたと思ったら…2年前のアルテミスのファイナリストだよね？」
A「あ、知ってるんだ」
と言っても、重度のLBX好きなバン以外はピンと来ない様子だが、とにかく凄いと言うのはなんとなく感じる。
ラン「ファイナリスト！？すごいすごい！」
A「でも負けちゃったから」
そう言ってAは苦笑った。
2年前のアルテミス優勝者は…とバンは思い出そうと____いや、そうする間もなく思い出す。
バン「…そっか、レックスに…」
レックス、と聞いてジンとユウヤは肩を揺らした。
バンは少し、悲しそうに目を伏せる。
Aはその様子を見て、何かいけない話題の琴線に触れたのだと察した。
ヒロ「レックス…？」
ヒロはレックスが誰だか解っていないらしい。
バンはしまった、といった表情だ。
ランが「知らないの？」なんて言って説明をしようとする。
A「わーっ！！やめてやめて！負けた時の事思い出しちゃうじゃん！」
そこで唐突に、Aは大声を出して暗い雰囲気を遮った。
ジェシカ「ちょっとA、話題を遮らないでよ」
A「だって思い出すだけで悔しくなるんだもの」
「ごめんねー」とAは謝る。
話題を遮られた事で、バン達は胸を撫で下ろした。
そんなバン達を一瞥して、Aは笑みを浮かべる。
A「とにかく、アルテミスに出ればいいんでしょ？だったら私、出るよ。それで、大統領も助ける」
頼もしくそう告げたAに、その場は収まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みー - 2話目で読むのを諦めたんご(´^ω^｀)ﾌﾞﾌｫwww (2021年8月4日 14時) (
レス) id: 15862b0694 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー - 頑張ってくださいー (2017年4月3日 17時) (レス) id: ca4399799d (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - はい！ (2016年6月19日 18時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美城(プロフ) - 個人的に禁書もダンボール戦機も好きなので俺得作品です！更新頑張ってください！（≧∇≦） (2016年6月19日 18時) (レス) id: 57dd72d581 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - ヒロってけっこうぬけてる？かな？でもそこが面白くて好きです^^*更新頑張って！ (2016年4月27日 22時) (レス) id: f2f8d35ee4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
