12/26 告白禁止@まゆおん ページ27
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「……で、結局イブもクリスマスも喧嘩しっぱなしで終わった、と」
「…仕方無いじゃん、リハとか急ぎの作業もあってそれどころじゃ無かったし」
もさもさと甘ったるいドーナツを口にはこぶ彼に、はあと溜め息。
彼が忙しいのは重々承知だし無理は言えないけれど、せめてクリスマスくらいは彼女と過ごしてやればいいのに。
....手伝いなんてほざいて友人ヅラして、ちゃっかり二日も好きな人と過ごしてる私が言えたようなことじゃないけれど。
仕方ないだろう、私が彼の近くに居るには"友人"なんて枠に嵌らなくちゃやってられないんだから。
「…で？彼女の言い分は何なわけ」
「普段忙しいのはまあ許せるけどクリスマスまで予定入れんなって」
「りょーくんのは」
「社会人にクリスマス休日を求めるなっつった」
「彼女だって社会人じゃん...」
「...あー、そこまで頭回らんかった」
「馬鹿、こればっかりは庇いきれんわ」
「…そりゃあ活動の事言ってないのは悪いと思ってるけどさあ」
そういう業界に全然興味無いんだから説明すんの面倒でしょ、とぽつり。
...彼女に向かって面倒なんて、じゃあなんであんたはそんな面倒な子と付き合ってるのよ。
友人側からしても＿＿彼女とは随分前から知り合いだし＿＿確かにそうかもしれないし、付き合うと聞いた時は苦労するだろうにとは思った。
＿＿私だったら絶対、"面倒"なんて言わせないのに。
「...じゃあ何が良くて付き合ってるわけ？」
「別に。でも別れる理由も無いから」
「うわあ」
「何」
「いーや、相変わらず性格悪いなって思って」
「それはお前もでしょ。ていうか俺なんかに惹かれる時点で馬鹿なんだよ」
「...じゃあ私は大馬鹿ね」
「ん？」
「…何でもない」
ぱくりと最後の一口を含んで、飲み込む。
彼も丁度食べ終えたようで、スマートフォンを取り出して何やら指を動かしている。今日の予定でも話しているのだろうか。
まあ食べ終えてすぐ店を出るのもあれだし、と、私もぽちぽちと指を動かした。
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マシロ - 更新頑張ってください！ (2014年12月2日 21時) (
レス) id: 59f4dd536f (このIDを非表示/違反報告)
モノクロメロディ―。(３人目)＠ついった(プロフ) - １コメがとれているはず((初っ端からかっこかわいいりょーくんさんきてのけぞってます、毎日楽しみにさせていただきます…!! (2014年12月1日 22時) (レス) id: 1b9f958ee6 (このIDを非表示/違反報告)
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