12話 ページ15
オリキャラが1人増えます
ーーー
ざり、と足元の砂利が音を立てる。
ミディアムヒールのパンプスでは少し歩き辛いこの感じも懐かしい。
たった4年、されど4年。
私が逃げる前に1年生だった子はもう卒業している。
今、私は高専に足を踏み入れている。
ーーー
「あ、奏恵ちゃんと萃瑠くんだ」
「高菜！？」
お母さんは話があるからお散歩して来てね、と言い五条悟と一緒に学長室に消えて行った。
お母さんの言葉通り私は萃瑠と一緒に高専内を散歩する事にした。
適当に歩いて居れば遭遇したのは乙骨憂太と狗巻棘。
前に会った時に顔を覚えて貰えたみたい。
「ゆーたくんとげくんこんにちは！」
萃瑠の手を引いてぺたぺたと廊下を走る。
萃瑠は大人しい(という設定)ので、元気(という設定)の私が手を引く。
2人もこっちまで近寄ってくれていて、走った勢いのままに乙骨憂太に飛び付き、萃瑠は狗巻棘の足にしがみついた。
「うわっ、と！久しぶりだね、どうしたの？」
「おひっこし！ねー？やつる！」
「う、うん！」
うわ、とは言いつつも足をふらつかせる事も無く抱き留めてくれる乙骨憂太。はー、初恋泥棒だなこれは。
「へぇ、じゃAさん...お母さんは？」
「ごじょおさんとガクチョの所言ったよ！」
「ツナ、いくら、すじこ？」
「えーと、しゃけ...！」
萃瑠は狗巻棘の言ってる事を理解出来る。何言ったの？と萃瑠に聞けば、五条先生と知り合いなのか聞かれたそうだ。
萃瑠も狗巻棘に抱き上げられ、2人並んで歩き出した。
雑談しながら運ばれた先は1つの教室。
中に居たのは禪院真希とパンダ...パンダだ！！
「パンダ！！」
「パンダ！」
精神年齢は高くても身体年齢に引っ張られるのか、パンダを見た瞬間テンションが爆上がりした。
横にいる萃瑠も同じなのか、狗巻棘の腕の中でじたばたしている。
2人は私と萃瑠を地面に下ろし、行ってらっしゃいと言ってくれた。
そして、さっき2人に飛び付いたみたいにパンダに飛び付いた。
「ふわふわ！」
「おひさまのにおい〜」
「おいおい2人共、こんな子供何処から連れて来たんだ？」
「しゃべった！」
「パンダしゃべった！」
「、わ」
突然の浮遊感に襲われたかと思えば、私は禪院真希に抱っこされていた。
「おいおい、私に挨拶は無しか？」
「まきちゃんこんにちは！」
「こんにちは！」
すると、突然扉が開く。
そこに居たのは、
「ねぇ、とげくん、ゆうたくん！
誰だテメェ！！！
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朧 - まって想像以上に良いなこれ(←どんな想像してんだよ)おはこんばんにちは！すみません…めっちゃ良いです!死ぬ前にミタカッター(←死んでねーだろ。)あ、更新頑張って下さい！ (2021年2月15日 19時) (
レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
つんつるてん - 雪かきお疲れ様です！！！！！ 応援してます(^ω^) (2021年2月10日 20時) (レス) id: 995c220f16 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - 娘が転生者は新しくて面白いですね！ (2021年2月8日 16時) (レス) id: bf2406d80e (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 居ますよね、こんな夢主 笑 (2021年2月8日 0時) (レス) id: 348703d198 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - いつも見てます！受験頑張ってください！！応援してます！！無理しすぎないでくださいね！！ (2021年1月23日 15時) (レス) id: 39ef0a72f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：momo | 作成日時：2021年1月4日 16時
