第44戦 ていうか、殺すわよ。 ページ45
呟いた私に、死ね連呼組を割り込んできた近藤くんが答えた。
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「昨日帰ったら朱雀ちゃんから俺たちに敵討ちをしてほしいと電話が来てな。
…タエタエはどうしてそれを?」
「タエタエって何ですか、近藤くん?
…私たちも同じよ。昨日の帰りに頼まれたの。ていうか、殺すわよ。」
「まさかAちゃんが転校初日にいきなり朱雀ちゃんを傷つけるなんて…
いくら朱雀ちゃんがいい子だからって許せないですなぁ。
…で、タエリンたちはどうするんですか?」
「栄養ドリンクの成分みたいな名前ね。私たちはまだ考え中よ。
ていうか、殺すわよ。」
「姉御!」
・
突然、神楽ちゃんが何か閃いたように突っ込んできた。
・
「とりあえずどうしてそんな理由で朱雀を傷つけたか聞くのがいいネ。」
「僕もまずはそれがいいと思う。妙ちゃん、どうだろう?」
・
九ちゃんも頷いている。
・
「そうね、それで行きましょう。それで…近藤たちはどうするの?」
「俺たちは──」
「俺たちはAが教室に入ってきたらとりあえず水ぶっかけてあげまさァ。
反省してもらわねぇと。
死ね土方」
・
沖田くんに遮られた近藤くんは、今度こそ、というように少し声を大きくして言う。
・
「とーいうことだそうですね、タエたん!」
「タエたんって…この世の終わりね。そう、水…ね。…ていうか、殺すわよ。」
・
私が言い終わると、表の道路にAちゃんの姿が見えた。
・
「どうやら来たようだな。死ね沖田」
「お前らいつまで言い合ってんのォ!?
それじゃ、準備しましょう!タエンティ・タエンティーノ───」」
「しつこいんじゃぁぁあああ!!!」
・
なぜか近くにあった広辞苑で殴りかかった。
途端にバゴッという鈍い音が廊下に響く。
・
「ちょ、それ、角!し、死ぬから!!ぐああっ!!!!」
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霧月 美柑(プロフ) - そうなんですねww朱雀って可愛いですもんね!wいえいえ!さっき更新したの知って嬉しすぎて布団の中で悶えてしまいました!母からの目が冷たかったです…笑笑 (2016年10月21日 7時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» ぶりっ子ですねwwとりあえず名前を使いたかっただけの模様・・wいやもう本当にありがとうございます…!私もまた停止しないように頑張ります…!!!! (2016年10月21日 0時) (レス) id: 64950a10cd (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - まあ、そうかもですwカッコイイですよね!この作品内ではぶりっ子だけど笑笑そうなんですね!続編もすぐ読み終わっちゃって、、はやく続きみたいです! (2016年10月20日 19時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
ぎん(プロフ) - 霧月 美柑さん» 私の書いてるこれ、今見ると本当に王道の王道を通っているので似てる人結構いるかもですねww朱雀ってかっこいい名前ですよね!数年前、ある本に出てきた朱雀ってキャラが好きでそこから持ってきてますたぶんww (2016年10月20日 18時) (レス) id: 93086fc0c9 (このIDを非表示/違反報告)
霧月 美柑(プロフ) - そういえばこの話わたしが今アナログで書いてる話と似てます笑笑朱雀ってでてくるしw (2016年10月20日 17時) (レス) id: 063fb754ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぎん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/souitakata/
作成日時:2012年4月3日 15時