団長、そろそろ通報していいですか？

17話 ページ19

『ぶえっくしょーい！』


阿｢嬢ちゃん、もうちょいまともなくしゃみ出来ねー
のか｣


何言ってるんだ。全然まともなくしゃみだろう。





上の文からわかる通り、風邪をひきました。



あの後、気付いたらベットに寝てて、団長が運んできたと阿伏兎に聞かされた。

特に熱もないし、くしゃみと鼻水が少し出る位で、仕事に支障は無いのだが、私は今ベットで休んでる。


いや、休まされてるの方が正しいかもしれない。





というのも、

『阿伏兎、私の心配よりあっちの心配した方がいいと
思うんだけど』




団長が真面目に仕事しているのだ。
恐らく明日世界が滅ぶ。





阿｢俺あんな真面目な団長見たことねぇ｣




阿伏兎も恐らく同じことを考えているのだろう。
死ぬ準備ができている表情だ。






｢失礼だなぁ〜。彼女が苦しんでる所を助けるのは
当たり前だろ？｣

『誰がいつお前の彼女になった』


｢覚えてないの？この前熱い夜を過ごした後、永遠の
愛を誓い合ったじゃないか｣

『多分夢ですよそれ』





前言撤回。

やっぱりこいつは何も変わってなかった。




でも、仕事をやっているのは事実。

この団長にも部下をいたわる気持ちはあったらしい。

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