ミッドナイト・サン【Snow Man】-2 (ページ34)

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目黒side

Aと親戚、しかも再従妹だということを知ったのはSnowManに加入してからだった
たまたま親戚と会った時に「鹿島」という名字を聞いた
それを聞いた俺はもしかして、と思ってすぐに母さんに連絡を取った

目黒「親戚に"鹿島"って苗字の人いる！？」
目黒母「何いきなり？鹿島っておじいちゃんの妹さんの孫か誰かがそうじゃなかった？ちょっと待ってね。お父さんに聞いてくるから」

母さん経由で聞いた父さんの話は、鹿島の家の話はAの過去と一致するものだった
Aから家族を奪った事件に関しては父さんもよく知っていたらしい
その時に唯一生き残った少女、Aの行方は知らなかったらしい
親戚に引き取られたはずじゃなかったか、と言われ顔も知らぬAを引き取るはずだった人に怒りが湧く

『私、捨てられてよかったんだよ。どうせあの人のところにいても辛い思いをするだけだろうし。それに捨ててくれたおかげでSnowManにいれるんだもん』

いつになく冷めた目をしたAがそう言っていたのはいつだったか
で俺とそんなに歳も変わらない少女に何を負わせてしまったのだろうか

目黒母「蓮も鹿島さんのところの上の子と会ったことあるはずよ。まあ2歳ぐらいの時だから覚えてるかしら。可愛い感じの男の子で"翔太くん"って言うんだけど」

とりあえず、今度母さんが実家に置いてあるアルバムを持ってきてくれると言うので電話を切る

Aと再従妹か
何かの撮影の時、カメラマンの方に「似てますね」と言われたことがあった
それは血が繋がっていたからなのか

俺がAにしてあげれることってあるのかな
血が繋がってる俺が…

ひとつだけ思いついたことを実行するために俺は急いで母に電話をかけなおした

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また短編祭入りまーす