ミッドナイト・サン【Snow Man】-2 (ページ26)

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宮舘side

搬送されて3日目に退院したAとともに今日もまだ目を覚さぬ翔太を訪ねる

向井「早く起きてやーしょったくんおらんと誰も写真撮らせてくれへんで寂しいわ」

すでに半泣きの康二
今日までの1週間、いろいろなことがあった
どこからか情報が漏れてマスコミが押しかけたり、精神的に不安定になったAが幼児退行を起こしたり
他にもいろいろあったけど、とにかく翔太が無事に起きてくれればそれでいい

ラウール「翔太くん！？ちょ、今手が動いた！！」

ずっと翔太の手を握っていたラウールが突然大声を出す
慌ててみんなベッドの周りを囲み声をかけ続ける
しばらくしたらゆっくりと瞼が開く

渡辺「ん、うるせぇ」
深澤「うるせえじゃねえだろぉぉ」
佐久間「翔太が起きたぁぁ！！」
阿部「ナースコール、ナースコール」

俺の手をぎゅっと握ったAがゆっくりと翔太に近づく
何かが変
翔太がAを見つめる目が

『しょーたく…』
渡辺「お前誰？」

Aの潤んだ大きな目がさらに見開かれる
翔太はまっすぐAの方を見ていて、Aのことを言っているのは明確

渡辺「何で女がいんの？」
岩本「翔太、覚えてねえの？」
目黒「翔太くん、俺らのことは分かりますか？」

順番に俺らの名前を呼んでいく
目黒、康二、ラウールも
ただAだけが呼ばれることはなかった