ミッドナイト・サン【Snow Man】-2

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佐久間side

Aの瞼が震える

佐久間「A！！」
『んっ、さっくん…？』

ゆっくりと開いた目
その目線はすぐに俺を捉えて微笑んでくれる

阿部「何があったか覚えてる？」
『なに…っ、翔太くん！！』

飛び起きようとしたAを慌てて抑える
Aだって怪我人だ
翔太ほどではなかったけど結構出血がひどかったらしい

深澤「A、無事でよかった…！」
『ふっかさん、翔太くん、翔太くんは！？』

ふっかに抱きしめられている間も翔太のことが気になっているみたい
翔太の方のベッドに移動して顔を覗き込むもまだ起きる様子はない


滝沢「A、翔太、無事か！？」

面会時間ギリギリに、大急ぎで仕事を終わらせてきたらしい滝沢くんもやって来た
その時になってもまだ起きない翔太

『しょーたくん、はやくおきて』

翔太のベッド横の椅子に泣きそうな顔で座っているA
もう俺らは面会時間が終わってしまうから帰らないといけない

深澤「A、明日も来るからちゃんと寝ろよな」

後ろ髪を引かれながら部屋を後にする



次の日、2日後、そして3日後も翔太は起きなかった

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