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一話 ページ3

「魔竜聖母ジョカのブースト、魔竜戦鬼ヤクシャでドラゴンナイトネハーレンにアタック!」


___ここは何処かのカードショップのようだ。
一人の少年と少女が戦っているのが見える。


攻撃力は、6000+9000+5000で、20000だ。

防がなければ、クリティカル2なので、二つダメージを受ける事になる。

「ドラゴンダンサーモニカとフレイムシード・サラマンダーでガード」

少女は、持っている三枚の内、二枚を使用した。

「………ターンエンド」

少女をそのターンで倒せたなかったことに舌打ちををする。

「…スタンドアンドドロー」

レストしているカード達を戻し、一枚引く。

「ドラゴニック・オーバーロードにライド」

紅いドラゴンがフィールドに降り立った。

「……まさかっ!」

少年は少女がしようとしていることがわかってしまったようだ。
少女は少し微笑むと、ダメージゾーンのカードを三枚裏返した。


「カウンターブラスト。オーバーロードにプラス5000。そして、リアガードに攻撃がヒットしたとき、このユニットがもう一度攻撃できる能力を与える!」


……オーバーロードのスキルが発動した。

「ドラゴニック・オーバーロードで、バーサーク・ドラゴンをアタック」

「ドラゴンダンサーモニカでガード!さらに、ワイバーンストライクテージャスのインターセプト!!」

「ドライブトリガーチェック」

少女がめくったカードは……。

「ドラゴンモンクゲンジョウ。オーバーロードにプラス5000!ダメージ一枚回復」

少女が回復したことにより、少年:4少女:5から、少年:4少女:4の同ダメージになった。

「くっ……」

「ニヤッ)鎧の化身バーのブースト、ドラゴニック・オーバーロードでアタック!」

「……ノーガードだ」

少年には、もうガードできるカードがなかった。

「ドライブトリガーチェック……クリティカルトリガー!ネハーレンにプラス5000。クリティカルはオーバーロードへ」

……少女にとっては良いタイミングで。少年にとっては悪いタイミングでクリティカルトリガーが出てしまった。

紅の竜が咆哮し、敵に向かってその炎を吐き出した。

「ダメージトリガーチェック。一枚目……二枚目」

一枚目は、ネハーレン。
二枚目は………クリティカルトリガーだった。

……ヒールトリガーではなかったようだ。

「負けた……。Aはやっぱり強いな」

「いや………悠も最初の頃と比べて、ずいぶん上手になったじゃんか」

そう言って握手をした二人だった。

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作者名:狼牙 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年11月18日 0時

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