ちょっとした番外編 ページ8
すみません、作者がシリアス死しそうなのでギャグ話入れます。
若干恋愛も入る………かな………?
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『ふふ、うふふ、うふふふふ』
「…A………?」
敦は、隣でひたすら笑う幼馴染を見る。
さっき、ひったくり常習犯を取り押さえ、軍警に引き渡した。
これから武装探偵社に戻るところだ。
『んふふ、今ねぇ、羊さんがタンゴを踊ってるんだぁ』
敦「ん?」
『キレッキレだよ』
敦「えぇ……」
敦はAが指を指す方向を見るが、当然ながら羊がタンゴを踊ってることはない。
Aの顔を見ると、ほんのりとほおが赤くなっていた。
加えて今日は、季節外れの炎天下。
これはもしかしなくても、あれかもしれない。
敦「熱中症………
A、まっすぐ武装探偵社に帰ろうね。」
「おっ、Aちゃん!
いいキャベツが入ったんだよ。買ってくかい?」
『はぁい!』
敦「云ってるそばから寄り道しようとしないで!?」
敦は八百屋の方に走り出そうとするAを必死に止める。
敦はできるだけ急いで帰ろうとしたが、いかんせんAは顔が広い。
駄菓子屋に、魚屋に肉屋、挙げ句の果てになかなか怖そうな人にまで声をかけられ、
その度にAがついていこうとするので、結局敦がAを背負うことに落ち着いた。
Aを背負うと、やはり少し熱かった。
次の瞬間、
『あっくん、背、高くなったねぇ』
Aが、ぎゅう、と敦に抱きついた。
敦「わっ」
敦は、危うくAを落とすところだった。
一拍遅れて、顔がぶわぁぁっと赤くなる。
『おんぶなんて久しぶりだ。』
そう言うと、Aはすぅ、すぅ、と寝息を立てた。
敦は、赤くなった頰を隠すように俯いて、武装探偵社への道を急いだのだった。
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エフェメラル(プロフ) - 面白いです〜頑張ってください〜 (2020年5月22日 17時) (レス) id: e9414c3cff (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 続きがとても気になる! 更新頑張ってください! 楽しみにしてます。 (2019年8月14日 13時) (レス) id: 0dcad5eff6 (このIDを非表示/違反報告)
merry widow - とても面白かったです!これからも頑張ってくだせぇ! (2019年8月14日 9時) (レス) id: f2d486da6e (このIDを非表示/違反報告)
無気力みかん(プロフ) - kuroさん» ありがとうございます。テストが終わったので、これからじゃんじゃん更新していきます。よろしくお願いします (2019年6月22日 21時) (レス) id: cc4506b2e8 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年6月19日 22時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無気力みかん | 作成日時:2019年3月30日 17時