宇髄さん、鬼の子育てるってよ【鬼滅の刃】【鬼灯の冷徹】

優しきお館様 ページ4

貴方side
『ここはどこでしょう派手派手さん。』




宇:「その呼び方止めろや。」




『では貴方、名前は何と言うのですか？』




宇:「鬼っころに教えてやる義理はねェよ。」




『分かりました、派手派手さんですね。』




宇:「だぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！その呼び方止めろっつってんだろ！！どうせなら祭りの神にしやがれ！！」




全く......よくキレる方ですね。父様よりキレます。




『はいはい、分かりましたよ。』




宇:「ちっ！！何か適当にあしらわれてやがるな......俺の名前は宇髄天元、祭りの神だ！」




『自分で自分を神とは......イタい人ですね。』




この人は俗に言う厨二病とやらでしょうかね。




宇:「勝手に言ってろクソガキ。着いたぞ。」




『冒頭でも聞きましたが、ここはどこでしょうか、天元。』




宇:「何で呼び捨てなんだよムカつく」




『私の方が貴方よりずっと長生きですよ。』




父様が大体五千歳、私はもう四千歳ほどになりますよ。




宇:「馬鹿げたこと言ってんじゃねえ。ここはお館様、つまり俺ら鬼殺隊の頭の屋敷だ。」




『ほぉ......？鬼殺隊......それは興味深い......』




宇:「呑気だなオイ」




産:「今日は何の用かな、天元。」




宇:「お館様！！実は────」





何かベラベラと話し始めてしまいましたね。




退屈です。




そう言えば天元......でしたっけ、が、鬼殺隊.......と言っていましたね。殺されるのでしょうか。




産:「良いと思うよ。人を食わないし、日光に当たっても死なないのだろう？」




宇:「はっ！！承知しました！」




？？話についていけない......




宇:「オイガキ！お前は俺達が保護することになった。来い！」




産:「じゃあね。鬼さん。ああ、名前は何と言うのかな。」




『────Aと、申します。』




何でしょう、この方の声は......とても落ち着く......




優しい人の声だ。

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