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18. ページ18
俺は奏とは小学校からの付き合いで
小学校、高学年のときいきなり奏は笑わなくなった
それにどんどんと喋らなくなっていた
「そーーーう！おはよう！」
「…………駿…ぉはよ」
消えそうな声だった
ある日奏が学校を休んだ、風邪らしい
先生にプリントを渡すように言われたから、家に向かった
ｶﾞｯｼｬｰﾝ
それは奏の家の中から聞こえた音
「？！」
急いで庭に入り、リビングを見る
もしかしたら奏が倒れたのかもしれない！
でもそこの光景は目を疑うものだった
「あなたが毎日文句を言うからそうなるんでしょ！」
「なっ、俺が悪いって言うのか！」
いつも仲がよかった奏の両親が大声で喧嘩をしていた。
回りには食器があって全部割れていた
「え………？」
あんなに仲がよかったのになんで？
俺はこれ以上考えることができず
その場にプリントを落とし逃げた
あの件があってから奏とうまく話せていない
そして何も出来ないまま俺たちは中学生になった
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作者名：夜紗 | 作成日時：2017年6月18日 21時
