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久しぶりだ
俺は寒い教室で泣いていた。雪が降り積もるなか、うずくまって久々にこんなに泣いた。
今日はクリスマス、聖なる夜?
そんなのどうでもいい。
さっき俺は1年間ずっと好きだった子に告白した。
結果は今の状況でわかるだろう
フラれた
友達に手伝ってもらって、せっかくだしクリスマスがいいんじゃないかって言われて、放課後呼び出した。
まぁ、どんなに悩んだところでダメだったわけだけど………
教室でうずくまっていると俺の前に影ができた
えっ?俺以外に誰かいんの…?
恥ずかしい…というより怖くなった
(え?おばけ?ちょっと待ってそれは無理だって!これ顔あげたらヤバイやつ…?やばっ違う意味で涙が…)
グイッ
『へっ…?』
「ねぇ…そろそろこっち向いてくんない?何回声かければこっち向くの」
『えっあっ、ごめん』
そこにいたのは隣のクラスの
高木 奏 だった
イケメンと言われるだけあって、目の前にある顔は綺麗だった
「俺の話聞いてた?」
『ごめん…聞いてなかった、何?』
必死に平然を装い言う
「俺、お前のこと好きなんだけどさ
付き合って」
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作者名:夜紗 | 作成日時:2017年6月18日 21時