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彼女の体勢を目にした彼は一瞬、視線を微かに揺らした。


 

___しまった、敵?


 

瞬時にその考えが頭を過ぎったが思い過ごしだったのか、


 


「…お客さん、ですか?営業は夜の6時からなんやけど」


 


完璧な関西弁。


それに驚く間もなく彼の言葉に、今度こそは本当にキョトンとする。


 

客…?


 


改めて辺りを見回し、ようやく看板に目を留める。


 

「”ザ・エイト” … 御免なさい、ここお店なんですね。


 この子が居て、つい」


 


予想外が連続し、思わず素の表情が顔に出る。


 


でもまぁ、これぐらいならば大丈夫だろう。


子犬を相手に見せながらそう考える余裕はあった。


 


見たことのない顔だし、声の掛け方からして恐らく敵ではない。


 

同業者、という線は可能性が残っているが


だとすれば襲われる心配もそう無いだろう。


 

そもそも昼日中の街で襲うはずが無い。


 


そこまで思考を巡らせてから相手の出方を伺うように見上げた。


 


 


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茎若布(プロフ) - うさたぬき。さん» わああ、ありがとうございます!励みになります…!少しずつの更新になってしまいますが気長にお付き合いください(*´ ˘ `人) (2017年9月8日 0時) (レス) id: 435905ec86 (このIDを非表示/違反報告)
うさたぬき。 - 凄く続きが気になります!更新待ってます^^ (2017年9月6日 16時) (レス) id: d32628a784 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くきわかめ。 | 作成日時:2016年7月21日 21時

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