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子犬の頭を撫でながら彼が不意に口を開いた。
「なあ…なんで始末屋になったん?」
突然の質問に驚き顔をあげると彼も慌てて顔を上げた。
「や、特に深い意味とか無いんやけど…ほら、女性で始末屋とかって珍しいやん?
いやよう知らんねんけどな。
危ない仕事やし、さ。
なんか理由あんのかなー思って。
言いたなかったら言わんでええから!」
早口な弁解に意外と焦ったような表情を目にし、思わずふふっと笑みを零した。
「全然、構いませんよ?
きっかけ…そうですね、憧れの人の生業だったから。
…かな?」
嘘は言っていない。
が、これが全てでもない。
かといって彼に全てを話す必要も無い。
差し障りのない程度に言葉を紡ぐと
隣にしゃがんだTOPPOは
今までに彼女が見たことのない表情で
「…訳ありさん、なんやね」
と呟いた。
それは
幼い妹を見るような、優しい表情でもあり
同時に
遠い過去の景色を見るような、切なげな表情でもあった。
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忙しくて更新できない中他の作品も始めてしまい
余計に遅くなってしまい申し訳ありません…
少しずつ書き進めるつもりなので
重ね重ねになりますが気長にお付き合い頂けると嬉しいです。
くきわかめ。
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茎若布(プロフ) - うさたぬき。さん» わああ、ありがとうございます!励みになります…!少しずつの更新になってしまいますが気長にお付き合いください(*´ ˘ `人) (2017年9月8日 0時) (レス) id: 435905ec86 (このIDを非表示/違反報告)
うさたぬき。 - 凄く続きが気になります!更新待ってます^^ (2017年9月6日 16時) (レス) id: d32628a784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くきわかめ。 | 作成日時:2016年7月21日 21時