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目の前に並べられた白いお皿には美味しそうなたまごサンドがセンス良く置かれていて、しまこと2人で目を輝かせた。


駅前にできた有名なサンドイッチ店の2号店は2人でずっと目をつけていたカフェで、かや浮かれるなんてお互い全く考えていなかった。



浮かれ調子で店内に入って、まずはと店長オススメのたまごサンドを食べたが、これがまた絶品で2人で笑いあった。



『ん〜!ほんとおいしい〜!』

「来てよかったね!」

『ほんとだよ〜!しまこありがとう!』



お冷やとして出てきたレモンウォーターを流し込む。これも絶妙に甘味の味がマッチしていてとてもおいしい。


私がにこりと笑うと、しまこは向かい合わせの席から私の方に手を伸ばして撫でた。




「A、一個いい?」

『ん?なーに?』

「坂田に注意してね。」

『??』

「坂田にAが取られちゃうんじゃないかって不安なの!かわいいAをあいつが触れるって想像するだけで寒気がする!!だめ!絶対!」


『えー!坂田くんそんな人じゃないよー!』


「男はみんなケダモノなの!」


『??先輩は違うよ??』


「お兄ちゃんもそうなの!」



ケダモノ?危ない人ってこと?


んー、志麻先輩も坂田くんも、そんな危険なこといつもやってるの?あ!バンジージャンプとか!



『たいへんだ…!』


「ちょっと待って、A。違う、絶対頭の中で論点ずれてる!!」




なんでしまこは私の考えてることがわかるんだろうっていつも思う。




「だから!Aはおにいちゃんにもきをつけ……。」








.





.





「俺が何やって?」




.



.



『先輩!!!』

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作者名:るはな | 作成日時:2019年6月3日 0時

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