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8. ページ9

「...貴久様、」

下の広間でくつろごうとかいだんを下りる
すると、使用人の一人が話しかけてきた
「お父様がお呼びでしたよ、」

方向転換をして今下りた階段をまた上る、父の部屋は二階の一番奥で用がない限りなかなか行かない

「父さん、貴久です」

「入れ、」

ドアを開けると父が椅子に座りジッと俺を見つめた、そしてその影から半分体を隠すようにした青年が同じくジッとこちらを見ていた、

「この子は、お前の婚約者の弟だ、将来共に住むことを考え暫くこの家で生活することになった」

自己紹介をと言われ、青年は渋々俺の前に立った

「シゲアキ、17歳、屋敷の人とかからはシゲって呼ばれてる、よろしく」

自分より若干背の高い彼はこちらの様子をうかがうように手を伸ばす、
俺は躊躇いなくその手を握り「よろしく、貴久って呼んでよ」と精一杯の笑顔で答えた






婚約者の名前がでても頭からは“ゆうや“のことが消えなかった、


その夜も再び、“ゆうや“に会いに行こうと準備を始めたが酷い大雨で結局諦めてしまった

暫く会いに行けないな...

9.→←7.



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紅星 - 瑠花さん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2018年5月9日 23時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 素敵なお話です。続きが気になって仕方ないです。更新楽しみにしています。 (2018年4月26日 22時) (レス) id: a6a8dda85b (このIDを非表示/違反報告)
紅星 - 黒蓮さん» おー、あざまっす、見に行くわ、んでコメント残しとくねー暇だったら← (2018年3月27日 22時) (レス) id: 57d66f43d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒蓮 - 見に来たー。 “ゆうや”総受け…ご馳走さまですw 創作意欲湧いた…!  良ければ僕の作品<インキュバス、審神者。>にもコメしに来てねぇ。 (2018年3月26日 15時) (レス) id: 76b9cd0c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅星 | 作成日時:2018年2月16日 23時

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